予防・矯正・審美・インプラントブログ-星野歯科駒沢クリニック

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2012.01.25 [ マウスピース矯正症例 ]

インビザラインマウスピースでの抜歯症例

 マウスピース型の矯正装置で進化はめまぐるしいものがある。特にインビザライン社のマウスピース矯正は毎年進化している。こちらの装置は透明タイプの取り外しができる装置で２週間に１回新しいマウスピースに段階的に交換を続けることで徐々に歯が移動していく。数年前ならば小臼歯４本を抜歯するような抜歯症例ではワイヤー装置である程度動かしてから抜歯スペースを３㎜以内に減らしたのちにインビザライン装置へ移行することが望ましいことになっていた。ワイヤー矯正装置で抜歯症例なら１８か月から２４か月の治療期間がかかるのがふつうであるがほぼ同じ期間で仕上がることが可能となった。今回のインビザラインのクリンチェック（３Ｄ診断）では５１ステージ（すなわち１ステージ２週間×５２週）ということで２年以内に動的期間が終了することを意味する

インビザラインマウスピース矯正の利点は

①透明装置で目立たない
②取り外しができる
③装置のトラブルがほとんどない
④通院間隔を６週間とする
⑤通院期間が明確にわかる
⑥ワイヤー矯正とは違う歯の動き方をするので症例によってはワイヤー矯正より有利である

欠点は

①外している時間が長いと全く動かない。
②歯を磨かないで装置を装着すると虫歯や歯周病が進行する
③ワイヤー矯正で得意な歯の動きができない場合がある

左上　　術後の上顎歯列
左下　　術前の抜歯した上顎歯列
下中央　術後の右側面
右下　　術前の右側面

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2010.01.16 [ マウスピース矯正症例 ]

アクアシステム（マウスピース型矯正装置）

本日は矯正治療が中心となった。歯並び矯正相談の方２件。星野、篠山、井本、川本の４人で診療にあたった。

新患の矯正相談では姉妹でマウスピース型を希望されていたが相当に歯軸が傾いた症例でありワイヤー矯正装置の方が有利なためにデーモン装置を薦めた。このようにマウスピースでは動かしにくい歯というのが存在するためにワイヤー装置を選択する場合もある。

マウスピース型の装置を使う場合は歯のディスキングやアタッチメントが必要になることがほとんどである。

ディスキングとは画像からもわかるように歯と歯の間にわずかな隙間を作ることで歯を移動するスペースを作る。歯の間に両面ヤスリを入れて前後にしこることで決められた隙間０．５㎜程度を作りだすことが出来る。これを１０か所に行えば０．５㎜×１０＝５㎜というスペースを生むことなり中程度の叢生症例でもなんとかなる。それ以上スペースが必要な場合はやはり抜歯（小臼歯を間引き）してスペースを作るのでワイヤー矯正装置の方が有利になってくる。

アタッチメントは画像右下からもわかるように犬歯と小臼歯に四角で白い突起物である。これは歯が回転している場合やマウスピースが浮かないようにするためのものである。

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2009.09.15 [ マウスピース矯正症例 ]

マウスピース矯正ご希望の患者様へ

私のクリニックは１４年のワイヤー矯正歴と３年弱のマウスピース型矯正の実績があります。マウスピース型の特徴としては透明であることとはずせることなど現代の私生活に支障のないトラブルの少ない矯正方法です。
しかし、どんな症例でもこなせるわけではありません。マウスピース型のみでできる症例はすべての症例の３０～４０％程度です。残りの３０％ぐらいはワイヤー装置を補助として奥歯だけに装着して一時的に動かした後にマウスピース型に移行するケースです。さらに１０～２０％の症例に関してはワイヤー矯正単独で行います。
装置が複雑になるほど治療費の方は高くなります。

ワイヤー矯正の利点は相当に難易度の高い症例でも治すことができます。

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2009.08.25 [ マウスピース矯正症例 ]

インビザラインマウスピース矯正の特徴

帰国から２日目。

午前、インビザライン矯正の診断とコンサルテーションを患者様に行う。インビザライン矯正はマウスピース矯正装置の代表的な方法であるが単独では歯がうまくいかないことがある。マウスピースの特性上、歯を回転させたり歯の傾斜を起こす、歯を平行移動させるといった動きは苦手である。歯並びの中でどの歯がこのような動きが必要なのかを見極めて、その部分だけ補助ワイヤー装置を使うと効率よく歯を動かすことが出来る。さらに矯正用インプラントを併用すると効率的である。動かしたくない歯を矯正用のインプラントとしっかりと結紮してそこを固定源として隣の歯を寄せたり遠ざけたりさせるケースに使用する。

インプラントアンカーは耳に開けるピアスと同じように傷はほとんどできず腫れや痛みがでることは稀で１分ぐらいで埋めることが出来る。

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2009.06.08 [ マウスピース矯正症例 ]

矯正相談２件

今年で３年目に突入したマウスピース矯正の成果からマウスピース矯正は特に症例の見極めが重要である。ワイヤー矯正とマウスピース矯正のそれぞれの特徴をよく知っていなければうまくいかない。
いろいろなケースを経験して今年からはコンビネーションケースを手掛けるようになった。コンビネーションケースとはワイヤー矯正のいいところとマウスピース矯正のよい部分のいいとこ取りでうまく使い分けて行く方法である。この方法はどこかの研修会で取得したということではなく体得したことで行える自信がついた。例えば、小臼歯を抜歯して治すようなケースにおいても前半の６か月～１２か月の期間をワイヤー矯正でなるべく目立たない位置につけて積極的に歯を動かしたあとにマウスピース矯正に切り替える方法やマウスピース矯正を行った後に仕上げの部分だけワイヤーの使う方法などいろいろなパターンが考えられる。そこに被せものやグラディア修復をコンビネーションで行えば効率的で審美的に症例を仕上げることが可能となる。

また、本日の相談の方は上顎比較的軽度な症例であり、リンガル（舌側）矯正もしくはマウスピース矯正をつかい、下顎は積極的に歯を動かす必要があるのでデーモン矯正をおこなう。

もうひとりの患者様は前歯の叢生（軽度な前突感）のある症例であり臼歯部がⅠ級関係で安定しているのでアクアシステムによるマウスピース矯正を第一選択枝とした。

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2008.11.14 [ マウスピース矯正症例 ]

インビザラインマウスピース矯正

マウスピース矯正を導入して2年が経過した。その間に多くの歯並びを改善してきたがやはりマウスピースではどうしても動きが悪い症例がいくつかあることがはっきりとしている。その点を改善しているインビザライン矯正装置はある程度の治療予測が成り立つ。通院間隔も6週間に1回でその間は患者自身で2週間に1回新しいトレーを３つ交換装着してもらう。仕上がりもうまくいくとワイヤー矯正よりもきれいに配列される場合がある。問題は最終段階に入ってから最後の噛みあわせを合わせることが難しいように思う。ここを改善する方法としてはクリアライナーシステムと呼ばれる他のマウスピース矯正を応用して顎間ゴムを使用するしかないだろう。

インビザライン以外にはアクアシステムの変法で少数歯の歯並びは改善するようにしていて非常によい成績をあげている。特に前歯の5ミリ以内の重なりで奥歯が安定している症例では大変有効である。

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2008.01.17 [ マウスピース矯正症例 ]

インビザラインマウスピース矯正

私のスタッフでアクアシステムによる上顎の前歯の部分矯正に引き続き、受付スタッフで全体矯正をインビザラインで行うことになった。昨年の暮れより上下の歯型、噛み合わせ、口腔内写真、パノラマ写真の4点を海外発注に出した。ほぼ1週間程度でクリンチェックと呼ばれる3次元の歯並びの立体画像の術前と今回は29工程に及ぶ術後までの少しずつ改善していく歯並びがＰＣ上で表示される。その画像を見ながら改善点を修正していく。問題がなければマウスピース発注に移る。症例により工程数は変わる1工程につき2週間の装着が義務づけられるためこのケースでは1年半弱で治ることになる。
29個のマウスピースが一度に製作されて私のクリニックに送られてくる。患者さんには2~3つをお渡しして慣れた方ならば6週間に一度の通院で問題ない。患者さんはマウスピースを毎日食事以外の時間は装着してもらう必要がある。装着しない方は2週間では動かないので予定より終わりが遅くなる。

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2007.10.16 [ マウスピース矯正症例 ]

マウスピース矯正ご希望の方

今日いらした矯正希望の患者さんは１年前にマウスピース矯正を行った患者さんのご紹介でいらした患者さんである。

右上の１番目の前歯が傾いて２番目の歯と重なっていることと右下の前歯が前方に飛び出しているのが気になっているということだった。理想的にはワイヤー矯正での全体矯正を勧めたが今回は前歯の見た目だけの改善をご希望された。このようなケースにおいて数年前であれば選択肢の中に前歯を削って治すことがあったが今ではマウスピース矯正で治すことにしている。とにかく健康な歯は削らないほ
うが健康な状態を長く続けられるからだ。

そうはいっても全く削らずに治すことはできないので歯と歯の重なり部分がどれくらいあるのかノギスで計測してディスキング（歯を１mm程度細くすること）を行うようにしている。今回のケースでは重なり部分が３mm＋歯の正中線の位置のずれ１mmの合計４㎜のスペースが必要であり４~５箇所のディスキングが必要である。

次回はディスキングをした後に型取りをしてマウスピース矯正を開始することになった。

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2007.08.01 [ マウスピース矯正症例 ]

マウスピース矯正 Befour After

この患者さんは高校生で吹奏楽をされているということでワイヤー矯正を断念された。透明装置で取り外しが出来る装置をご希望されて来院されました。

初診　相談、資料取り
２回目の来院、型取り、ディスキング（歯の両端を０．５㎜削ること）5箇所
３回目　ソフトタイプ装着
４回目以降　ハードタイプ２種類

左上　術前の下顎全体像
左下　術後２回目（矯正開始２ヶ月目）
左中　術後５回目（矯正開始５ヶ月目）
右下　術後終了（矯正開始６ヶ月目）

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