ストローマンジャパンからnewタイプのインプラント体が販売となります。私は2ヶ月前にこのタイプのRoxolid(ジルコニアーチタン合金)の導入をしています。今回のタイプは残念なことにSLAタイプの旧サーフェス構造であることとストローマンガイドには対応できないことです。それでも抜歯即日荷重などノーベルユーザーの取り込みはできると思われます。純チタン製なので臼歯では直径3.3ミリの太さのタイプは使用しないほうがいいかもしれません。この直径ものを臼歯部に適応するなら個人輸入でRoxolid type となります。
Straumann® BLTインプラントは、ティッシュレベルインプラント、ボーンレベルインプラントで培われたBone Control Design™を採用しています。
Bone Control Design™の科学的原理は歯槽骨頂の維持を可能にする5つの生物学的要素を基本としており、インプラントの長期的な機能と審美を目的としています。また、CrossFit®コネクションに対応するStraumann® ボーンレベルインプラントの補綴コンポーネントが利用できます。
ストローマンインプラントに新しい形状の Bone Level Taperedのものが追加された。材質は2種類で純チタンとジルコニアとチタンの合金Roxolidである太さのバリエーションは3.3,4.1,4.8mm長さのバリエーションは8,10,12,14,16mmである。表面性状はRoxolidはSLActiveで純チタンのものはSLAのものだけというバリエーションである。
かたやノーベルバイオケア社は全く逆のコンセプトのインプラントであり、骨とくっつきにくいためインプラント自身がねじくぎを模倣する形にすることで欠点を補ってきた。そのため、骨とくっつかなくてもしっかりと骨に刺さることを利用して即時荷重という概念を登場させてきた。その代表がALL ON 4である。ALL ON 4は4本のインプラントで12本の人工歯列を支える机のような構造体システムであるが、4本のインプラントが強靭であることその配置が偏ると大きなひずみが発生して多くのトラブルを生んでしまう。