2009.11.30 [ 患者さんとの話 ]

１１月最後の治療

本日の治療。年末までの追い込みで昼休みを潰して型取りをおこなう。前歯３本の差し歯のやり替えのケースで差し歯をはずし、歯を削り、ファイバーコアを装着して型取り、咬みあわせを取り、仮歯の製作、技工士によるシェードテイクまで２時間の治療。 午前１番の患者さまは前歯６本の差し歯のやり替え＋インプラント２本のオペ予定のための仮歯の製作９０分間。仮歯でも十分よろこんでいた。 午後１番は根管治療の患者。右下６番の４根管のめんどうな治療である。４本拡大して根管充填をオピアンキャリアー法でおこなう。 次の患者はインプラントオペ。オペ時間は５分間ぐらいだろうか。フラップレスで右下５番のイージーケース。簡単に終わらせる。 新患は２名を川本先生に担当してもらう。 最後のワイヤー矯正の患者は久しぶりにきた中学生の男の子。なかなか治療に来てくれないのでいつまでたっても治療が終わらない。 比較的余裕のある中でセレッククラウン１本E-MAX CAD LT A1ブロックを使ってステイン、グレーズまで終える。 マウスピース矯正のセットアップもおこなう。 １か月前にジルコニア１０本のインプラントケースの患者さまよりお礼のリンゴが届いた。ありがとうございます。 治療方針

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2009.11.29 [ 金属アレルギー ]

日本メタルフリー歯科臨床学会設立学術大会

国内でもやっとメタルフリー学会が創設されることになった。本日の講演内容は日本中の歯科医師の先生が聞かなければいけないような重要な内容が含まれていた。日ごろ歯科医師が当たり前のように使用しているあらゆる金属に対してアレルギーが多数報告されるようになっている。口腔内に詰められた金属にはさまざまな種類があり人それぞれにアレルギーを起こす金属の種類が違う。口腔内の金属が溶解し体内に蓄積されある一定レベル以上を超えると突然アレルギーを発症する。国民の１割から２割に金属に対してアレルギーを発症する可能性があるというデータもあった。アレルギーは主に手のひらや足の裏、体中の皮膚に出ることが多く、一部に口腔内の粘膜のただれや口内炎をおこす。すなわちこのような患者は１００％皮膚科を受診されるが原因が歯科用金属である可能性があるということを認識しなければいけない。歯科で金を多く使うが金にもアレルギーは存在し扁平苔癬や掌踱膿疱症などが発症する。口腔内金属をすべて除去したのちに皮膚炎が解消した多くの事例が報告された。 また医科の領域で使用される心臓ペースメーカーや整形外科で使用される骨結合用プレート、婦人科の金属製避妊リング、外科領域の手術用クリップでも金属アレルギーが報告されている。また食品のチョコレートやココアにはニッケル、コバルト、クロムの含有量が多いそうだ。 いろいろな情報を得て今後はさらに安全な歯科材料を患者さまの口腔内に提供する努力をしたい。 治療方針

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2009.11.28 [ 患者さんとの話 ]

正しいインプラント治療が幸せを呼ぶ

土曜日は最もいそがしい日である。昼休みは返上で治療にあたるつもりだ。午後１番の患者さまは上顎５本の前歯の差し歯のやりかえの患者さまである。数ヶ月前に下顎に８本のインプラントを植立して『よく咬めるようになったわ！先生のところにきてよかった！』という嬉しいお言葉を頂いて治療が始まった。私の担当する患者さまの多くはこのようなコメントを言ってくれる確率がかなり高いように思う。インプラント治療は正しくルール通りに行えば確実に患者さまを幸せにすることができる治療法である。しかし、間違った使い方をするとこのようなコメントをきくことはまずない。そうしたことからしっかりと症例をＣＴ検査＋シムプラントでのシュミレーションを必ずおこない落ち度がないか毎回確認をしている。 さて、５本の連続したセラミックの差し歯は歯周病のために大きく前方に移動し、出っ歯になっていた。差し歯をはずすと予想外に虫歯が進行し、１本は抜髄処置が必要で、もう１本はぐらぐらで抜歯が必要だった。すぐに即抜即根充＋抜歯＋ファイバーコア用印象＋５本の仮歯の調整を一気にこなす。所要時間は２時間。 もうひと方はインプラント相談の方。他医院で差し歯が割れているかもしれないのでインプラント治療になると言われたらしく、こちらへいらした。よくみると割れている部分はわずかであり、なんとか差し歯のやり替えでで済みそうなケース。私はこのようなケースでは差し歯を行うようにしている。多くのインプラント専門医なら多分抜歯してインプラントにするだろう。なんでもかんでもインプラントというのは医療とは言わないと思う。このように無駄にどんどん歯を抜く傾向は強くなっているように思う。 もうひとり。前歯のインプラントとその他２本の差し歯の装着である。さすがにアンキロスインプラントというようなどこの学会に出してもいいような仕上がりになった。歯茎にラインや乳頭がきれいに仕上がった。技工士のレベルもUPしてきているためだ。 さらにもうひとり。３か月前に植立した２本のアンキロスインプラントンの2次オペ＋型取り。 そういえば、他のクリニックからの紹介のインプラントの患者さまのカウンセリングが1名あった。ご近所の沼田先生である。 その他にもデーモン矯正のワイヤー交換数名など。 私の治療はこんな感じであるがクリニック内はもっと激しく動いている。新患２〜３名＋川本先生の患者数名＋メンテナンスの患者7〜８名など 治療方針 症例

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2009.11.27 [ 星野個人の話 ]

年末恒例の型取りラッシュの始まり

暮れが近づいてくると年内になんとか終わらせてほしいとか新年は新しい歯で年を迎えたいという方がほとんどである。そのために歯型をとる治療が集中する。歯型を取った次の治療は歯の完成だ。技工士さんも終電近くまで毎日のように模型とにらめっこである。 １階部分と星野歯科の全フロアの窓の雰囲気が変わり次第に患者さまの出入りが多くなってきたように思う。ドクターも３人＋矯正専門医１名の４名体制でいつ患者さまがいらしてもすぐに治療に入れる状況になった。 今後はもうひとり先生を増やして常時２名〜３名の先生が担当する体制に変えていくことになろう。あらゆる歯科の治療がひとつのクリニック内で行われることになろう。 私の治療のスタンスは周りがどう変わろうとも同じで、インプラント治療と矯正治療にかかわる治療が中心となる。 治療方針 症例

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2009.11.25 [ 院内情報 ]

ベビーベッド導入のお知らせ

このたび、１階の改装完了に伴い、ベビーベッドを完備しました。３歳までの乳幼児に対しておむつ替え、などができるようにお母さんとお子さんが一緒に来られるような環境としました。今後は３人の育児をしてきた経験からさまざまなおもちゃとか子供が喜ぶものをそろえてみたいと思います。 おむつ替え→１年前まで頻繁にやってました。 娘は母乳だったのでミルクは飲まずに１２年前の二男と長男のことを思いだします。温度計でお湯の温度を測って粉ミルクを混ぜて飲ませてげっぷをさせる一連の経験は懐かしいですね。

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2009.11.25 [ マウスピース矯正 ]

インビザライン矯正のカウンセリング

本日は私と井本先生の２人でありゆっくりと治療をすることができた。 インビザラインタイプのマウスピース矯正のカウンセリングをおこなった。インビザラインやアクアシステムの良い点は矯正治療の概念を大きく変えるものであると思う。私のクリニックではいち早くこの方法を取り入れてすでに３年が経過した。どちらの矯正装置でもワイヤー装置に匹敵するほどよく動いている。しかし、すべてのケースというわけにはいかないために補助装置で一部の歯にワイヤー装置を使用してみたりインプラント矯正用アンカーを併用したりしている。 娘さんはワイヤー型矯正を行っているそうだがお母様の方はいまさらワイヤー装置で矯正をおこなってまでして矯正はしたくないということでマウスピース型の矯正装置がbestな選択となった。 このようなケースは非常に多い。世田谷区のマウスピースセンターということで今後はますます治療例が増加する勢いである。 マウスピース 治療方針

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2009.11.24 [ 星野個人の話 ]

システムダウン

ブログのシステムダウンにより更新できませんでしたが復旧した見込みです。

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2009.11.21 [ 究極の歯科技工 ]

セラミック技工のお話

今日は歯科技工について触れてみたいと思う。歯科技工の中でも最も華やかな分野がセラミック技工だと思う。我々、歯科医師がどんなにがんばってもどうすることもできない部分が最終的にかぶせ物や詰め物として装着されるセラミッククラウンやセラミックインレー体である。特に前歯の色や形を正確に再現するには多くの経験が必要であり大変重要である。 色調を再現するためにはさまざまな資料が必要である。一般的にはシェードガイドと呼ばれるさまざまな歯の色見本を作る歯の横にかざして一緒に写真を撮影するという操作をおこなう。 写真の色はカメラの条件によりいくらでも変化するために色見本と一緒に撮影する必要性がある。歯を製作する際は手元に色見本を置き、画像をモニターに映し出しながら色を再現していく。 セラミックは陶器と同じように炉の中で焼いて初めて発色をする物質である。小さな歯の中にはさまざまな色が隠されていて５~１０種類もの色を微妙に調合しながら筆の先に載せたセラミックパウダーの塊を少しづつ盛り上げていく。 私もやってみたいと経験もほとんどなく時間もないのですべてを技工士さんに任せている。 治療方針

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2009.11.19 [ インプラント最新情報 ]

危険な１０万円インプラントという記事をみつけて

いろいろな同業者のサイトをみていてかなり大胆な記事が掲載されているのに驚きました。『こちらをクリック→危険な１０万円インプラント』 私の考える危険かそうでないかのコメントとしてはインプラント治療はしっかりとした計画と診断をもとにルールに基づいた方法でおこなえば基本的にどのようなインプラントでもそれほど問題はないように思う。医者としてのモラルがあるかどうか。これが一番であり自分が行っている治療を自分の家族にもできるならいいと思う。自分の家族には行わないが他の患者には行うような治療はしてはいけないと思う。今回のこの記事はインプラントが悪いというよりは担当した医者が最低な人間であるということ。医療でミスがあったとしても正直に患者に伝えてその後のフォローをちゃんとすればいいと思うが今回のケースでは逆切れしているところが人間としては最低である。 私のクリニックにもこの記事と同じような患者さまが他のクリニックから回ってくることが多い。よく患者さまとお話をして今後の対処法について前向きなお話をして対処している。 最終的には失った歯が回復して健康に食事ができるようにするのが目的であるわけで誰もこのような問題に巻き込まれたいとは思っていない。 １０万円がよいとか悪いという今回の記事を読むとインプラントドクターならあそこの歯科医院だとすぐにわかってしまう。１０万円が悪いということではなくその歯科医院が悪いということになる。 治療方針 症例

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2009.11.18 [ 星野個人の話 ]

やっと１階で診療ができた一日

９月からはじまった内装工事の一部はいまだに未完のままである。診療室部分は完成して器具もようやく配置でき普通の治療はできる状態になった。さっそく、本日は２名の患者さまを１階で治療してみた。治療をするといろいろとまだ足らない点が見えてくる。２，３階と違うのは音の問題だろうか。やはり地上階は外からの音も直接響くので少しうるさい。これはどうすることもできない。あとは最近は消防法がとてもうるさくすべてを個室とした場合も完全に天井まで閉鎖することが難しい。数ヶ月前にマンガ喫茶で火災で個室が入り組んでいて何人かが焼死した事件があったと思うがああいう事件が起きて、個室にするなら火災報知機をすべての部屋につけなければいけなくなるなどとても大変である。 とにかくやっと稼働するようになったことで足の不自由な方や高齢の方は１階での治療が中心になりそうだ。

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