予防・矯正・審美・インプラントブログ-星野歯科駒沢クリニック

★究極の歯科治療を目指して★
患者さんや歯科関係者のために多くの歯科情報を公開していこうと思います！
皆様が特に関心のある予防、インプラント治療、矯正治療、審美歯科治療、ホワイトニング、メタルフリー治療について色々な情報を正しくお伝えできたらと考えています。
一度治療したらそれ以上悪くならない治療・虫歯や歯周病を発生させない治療を目指しています。
そして、このブログが患者様の治療に役立てたら最高だと思います。それと多くのコメントをお待ちしています。
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東京都世田谷区駒沢１－３－１７
星野歯科駒沢クリニック
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2010.12.28 [ 伝えたいこと ]

今年１年ありがとうございました！

今日は私の今年１年間の最終診療日。（クリニックは３０日までやってます）
いろいろな出来事がありましたが結果的には大変充実した１年となりました。
これも患者さん、そして我が星野歯科のスタッフ、知り合いになれた歯科医師の先生方、歯科関係の業者の方のご協力があってのこと。心より感謝しております。そして、今年は身近な方が亡くなられたり、病気になったりと年を重ねるにつれて健康のありがたみがよくわかるようになりました。

私は毎年恒例の沖縄地方（今年は石垣島）で正月を迎えてリフレッシュして１月４日より診療に戻りたいと思います。来年もよろしくお願いします。

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2010.12.27 [ 患者さんとの話 ]

年末に相談増加

年末になって、今年１年治療を始めようと思いながらなかなか１歩が踏み出せなくてやっとの思いで年末に相談というケースが多い。それ以外には年末に１年の疲れから歯が痛むというケースもある。比較的ヘビーケースの相談が多く毎日相談のメールとカウンセリングである。普通の患者様が減る分だけ、いつもよりカウンセリングに時間をかけることができた。相談をきっかけに来年は口の中の悩みを解決していきましょう！自分の持てる力を最大限に発揮して皆様の口の悩みを解決します！

治療方針

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2010.12.24 [ インプラント症例 ]

ストローマンNC　インプラントの有効活用

先月から使い始めたストローマンインプラントの最新タイプ。日本ではまだ販売されていないがいち早く国外から個人輸入して使用している。そのすべては細い直径３．３㎜のNCタイプ。従来のストローマンインプラントのラッパ状の形状部分がなくなったもので２回法に向く。やっと出たかという感じである。バリエーションはNC,RC,WCと太さにより異なりNCはそれ専用のアバットメントが必要でRCとWCはともにすべての上部構造、アバットメントが共通である。

先月から６~７本を単独ケース、ブリッジケースと使っている。単独ケースで咬合力があまりかからない部位なら単独で使用してもいいだろう。部位としては今までのナローネックを使用していた上顎側切歯、下顎前歯だろう。その適用範囲を広げるならば強度が１．５倍高いRoxolidを使うべきだろう。来年３月ごろに販売されるのはNC,RC,WCの純チタンタイプのSLAタイプだ。国内でチタンとジルコニアの合金であるRoxolidタイプは薬事の関係で相当先になるだろう。

Roxolidタイプならば小臼歯の単独植立としても可能だろう。あとはブリッジの支台としても可能だろう。

本日は６本のストローマンインプラントの植立を行ったが一部骨の幅が薄い部分に関して審美的にも考慮が必要な上顎４番部にRoxolidのＮＣタイプを植立した。この部位は４番、６番、７番の３本でインプラントブリッジとなる部位である。６，７番には従来のネック形状が付加されている直径４．８㎜径のＳＰタイプを植立した。

本日のオペデータ

左上４番　直径３．３㎜×１０㎜　NCタイプ　Roxolid SLActive
左上６番　直径４．８㎜×１０㎜　ＳＰタイプ　SLA
左上７番　直径４．８㎜×１０㎜　ＳＰタイプ　SLA
左下６番　直径４．８㎜×１０㎜　ＳＰタイプ　SLA
右下５番　直径４．８㎜×１０㎜　ＳＰタイプ　SLA
右下６番　直径４．８㎜×１０㎜　ＳＰタイプ　SLA

オペ時間６０分ジャスト
下顎はすべてフラップレス法
左下６番は１週間前の抜歯の即時埋入
上顎は切開法
左上４番のみリッジエキスパンション法
左上６，７番ソケットリフト法

治療方針

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2010.12.22 [ 星野個人の話 ]

今年１年を振り返って③

今年１年を振り返って、矯正治療の分野ではインコグニト舌側ワイヤー矯正が導入されてさらにバリエーションが増えた。傾向としては見えない矯正をご希望する率が上がりワイヤーでも目立たない舌側あるいはインビザラインやアクアシステムなどのマウスピース型の希望が多かった。矯正治療をご希望される方年年増えているように思う。

来年はさらなる見えない装置化を推し進める予定だ。

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2010.12.22 [ 星野個人の話 ]

今年１年を振り返って②

インプラント治療をする方が減った代わりに増加した治療もある。私の提唱するメタルフリー化が徐々に浸透してきた。e-maxやzeno starなどさまざまな歯冠修復材が使用できるようになってメタルを使わなくても治療できるような環境が整ったことは大きい。今年は従来のメタルボンド治療は１ケースもなく、パラジウムによる保険治療も１ケースもなかった。そしてセラミックの破損のトラブルはほとんど経験しなかった。以前は毎日のように数名の患者さまのセラミックの修理をしていた。

トラブルが減り、メタルフリーで金属アレルギーの心配もなく、見た目もよくなり強度も増した。このことは私にとっても患者さまにとっても嬉しいことだ。

治療方針

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2010.12.21 [ 星野個人の話 ]

今年１年を振り返って①

私のクリニックは今年は３０日まで診療をすることにしている。そして私は２７日までで年明けは４日からスタートである。

今年１年振り返ってみると「不景気」という言葉しか出てこない。昨夜たけしの番組で国内の下請けの中小企業の社長さんがもうすぐ廃業だ。限界だ。最後は中国企業に身売りするしかないという悲痛の声が聞かれたが歯科業界も同じである。

私の住む横浜の駅周辺の飲食店も年末で閉店するところが数件ある。お気に入りのラーメン屋が２件、近所の酒屋、クリーニング屋、居酒屋、焼き鳥や、歯科などここ数年の中で最も多い。こういう状況下では当然のことながら歯科治療は二の次になる。特に保険治療以外の治療に関しては余裕がないとできないことになる。

今年のインプラント業界は完全に冷え切り、私のクリニックでも結局２割減の２５０本程度となりそうだ。どの先生に聞いてもインプラントメーカーに聞いてもインプラント治療は減少である。そして長年、担当だったインプラントメーカーの社員も先日退職のあいさつにきてびっくりした。

この傾向が続けばコンビにより多い歯科医院で経営体力が低下して余裕のなくなったところから次第に廃業ということになりかねない。新しい技術の導入も当然難しくなり日本の医療の低下につながることは必至である。

期待をして１票を投じた民主党も情けない状態で本当に悲しい。医療改革に関しては自民党時代から完全に後退していると思う。保険制度改革の言葉すら出ない。どうでもいい小沢さんがどうのこうの管さんがどうのこうのと無駄な議論が多すぎると思う。

治療方針

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2010.12.17 [ インプラント症例 ]

薄い骨の条件に合わせたRoxolid implant 治療

本日は骨の薄い症例に対してRoxolidと呼ばれるチタンとジルコニアの合金の細いインプラントを使用して骨の造成術を回避しながらインプラント植立を試みた。３㎜の骨に対しては従来のアプローチでは骨の厚みを増やすためにべニアグラフト法もしくはリッジエキスパンション法（大口法など）さまざまな道具を駆使してインプラントを植立してきた。本日も術式は極めて簡単な方法で植立をおこなう。とにかくいろいろな方法があるが、なるべく患者の負担を経済面や精神面などから少なくする方法を選択するようにしている。骨の幅を骨の内部から徐々に広げて細くて強度があり骨と結合する能力の高いインプラント体を使用することが望ましい。このようなインプラントはいまのところ世界的にみてもRoxolid インプラントしかみあたらない。

Roxolid implant (Ti-Zr)の優位性の表
　
　　　　　　　　　　　純チタン　　　チタン合金　　　Roxolid
強度 + ++ ++　　　　　　　　　　
インテグレーション ++ - +++
生体適合性　　　　　　++ + +++

左下図
撤去時トルクRoxolidがチタン製より高く有利
下中央
骨の寄り方もroxolidが勝る
右下図
インプラント間距離に余裕ができ結果的に骨が安定化する

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2010.12.16 [ 患者さんとの話 ]

インプラントの適正治療費

今日も２名の方のインプラントカウンセリングを行った。インプラント治療のリスクなど良い点や悪い点などである。私の来年の使命は正しいインプラント治療について患者さまや同業者に訴えることだと思う。現在のインプラント業界を取り巻く環境は非常に悪い。景気低迷もあるが何よりも昔に比べてインプラント治療に対する不信感をもつ患者が増えている点だ。経験が浅いドクターだと良いことだけを伝えてしまう傾向がある。このような特殊治療は誰もがやるべきではないと思う。経験を踏めば多くの失敗も経験して成功率があがる。そして、私やベテランのインプラント治療に従事するドクターはやはりいろいろな経験から石橋を叩いて渡る治療をしていると思う。若さでいけいけという時代は終わった。

今年の日本の歯科は景気低迷のあおりを受けて本来のあるべき治療費（適正価格）がまったく無視されていたと思う。そして低価格化の結果は来年あたりから徐々に影響が出てくると思う。低価格競争をする歯科医院はそのうち潰し合うことになるので黙ってみていようと思う。そしてどこまで低価格になるのか私は楽しみに見ている。どこのおバカなクリニックがセラミック費用より安い費用で治療をするか。もうあるね！５万円とか！！昔、マクドナルドが６０円や１００円でハンバーガーを薄利多売していた頃とまったく同じである。たくさん売れても赤字ではなんの意味もなさない。歯科医院が倒産すれば患者に対する保障もなくなるのだから患者さんは大変だ。

昨年あったことだが、近くの歯科医院が倒産してたくさんのインプラント難民化した患者が昨年末は星野歯科にも流れてきた。そしてそのほとんどが治療費だけ持ってかれて返金もなく、しかも治療途中で放り出されている。
経営不信になると収益を上げるために経費を削減する、材料費をけちるなどなにかしないいけない。低価格にすると一時的に資金はプールできたとしてもあとから発生するさまざまな費用で経営は苦しくなるだろう。それと昨年は数件が低価格を打ち出していたが今年は１０倍ぐらいに増えてきている。それだけ苦しい医院が増えているという証ではないだろうか。

やはりどんな時代でもしっかりとした診断の元で適正価格で正しく治療をするのが王道ということ。

今のマクドナルドが黒字化したのもあのシリーズ化した少し高級化したハンバーガーのおかげである。今の牛丼も２５０円しかせず私が中学、高校の頃と同じというのはやはりおかしい。私の愛用するすき屋や松屋は薄利多売でなんとか黒字、その逆に吉野家は依然として赤字。次第に明暗が分かれてきているように思う。

私も割引制度を導入したがこれ以上は質が低下するのでしたくない。

来年はインプラント治療を真剣におこなっている歯科医院に目が向けられると思う。

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2010.12.15 [ 歯科最新記事 ]

ISASは凄い！

これもドクター向けです。

世界２００社のメーカーのインプラントのねじ止め構造体のフレームをつくることができる最先端のＣＡＤ／ＣＡＭシステムです。国内で販売されているものなら何でもできます。セメント合着方式のものはできません。
※アンキロスインプラントはブリッジアバットメントを介さないとだめです

ＩＳＡＳによるミリング直前の確認画像が送られてきました。上顎６本のチタンフレームを注文してみて画像でもその精度がわかるほど。注文方法はＷＡＸＵＰしたものとインプラントレプリカが埋め込まれた石膏模型を送るだけ。

ビューアーで３Ｄのフレームが好きな方向から見ることができます。確認したらミリングするみたいです。

適合精度についてはお楽しみです。ミリングセンターから送られて来たらまた報告します。

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2010.12.15 [ 歯科最新記事 ]

アストラテックインプラント身売りか？

アストラテックインプラントは過去に私も１００本ぐらい使用した経緯があるがアストラがどのインプラントメーカーに買われるかは不明。メーカーもインプラントで利益がでなくなったのだろう。国内でも利益の上がらないインプラントメーカーは買収されたり破たんしたりする可能性はある。

11月15日（ブルームバーグ）：英医薬品メーカーのアストラゼネカは、スウェーデンのアストラテック部門を約20億ドル（約1660億円）で売却することを目指している。事情に詳しい関係者３人が明らかにした。アストラテックはインプラントなど歯科用治療器材を製造する医療機器メーカー。

　　情報が非公開であることを理由に同関係者が匿名で語ったところによると、アストラテックの買い手探しを米銀ＪＰモルガン・チェースが支援している。同行は最近、複数の候補と接触しており、他の医療機器メーカーやプライベートエクイティ（ＰＥ、未公開株）投資会社にも打診する計画だという。

　　関係者の１人によれば、アストラゼネカは米国でチェーン展開している外来患者向けがんセンターの売却も検討している。同社は、ＰＥ投資会社が買収に関心がないか探っており、売却価格は恐らく約５億ドル以下となるもようという。

　　アストラゼネカは主力製品の２つ、抗かいよう剤「ネクシアム」と統合失調症治療薬「セロクエル」の特許切れに伴い、向こう４年間は売り上げ減少に直面する。同社は、売上高目標レンジの280億－340億ドルを達成するには、その期間に40億－60億ドルの収入を生み出す必要があると推定する。

非中核事業売却は理にかなう

　　マトリックス・コーポレート・キャピタルのアナリスト、ネービッド・マリク氏は15日、電話インタビューで「アストラゼネカが医薬品部門の非中核事業を売却するのは、売り上げに直結する事業に集中する必要があることから、理にかなっている」と指摘。さらに「売却によって、自社株買いの拡大ないし増配を通じて現金を投資家に還元する機会が得られる」と付け加えた。

　　15日の英株式市場でアストラゼネカの株価は20.5ペンス安の3016ペンスで引けた。

　　同社の広報担当、ローラ・ウッディン氏は「当社は市場の観測についてコメントしないのが一般ルールだ」と語った。ＪＰモルガンの広報担当はコメントを控えた。

更新日時: 2010/11/16 09:08 JST

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