予防・矯正・審美・インプラントブログ-星野歯科駒沢クリニック

★究極の歯科治療を目指して★
患者さんや歯科関係者のために多くの歯科情報を公開していこうと思います！
皆様が特に関心のある予防、インプラント治療、矯正治療、審美歯科治療、ホワイトニング、メタルフリー治療について色々な情報を正しくお伝えできたらと考えています。
一度治療したらそれ以上悪くならない治療・虫歯や歯周病を発生させない治療を目指しています。
そして、このブログが患者様の治療に役立てたら最高だと思います。それと多くのコメントをお待ちしています。
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東京都世田谷区駒沢１－３－１７
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2012.03.31 [ インプラント症例 ]

シビアな前歯の骨の薄いケース

日本人の前歯の欠損部を回復する場合に何年も前に歯を抜かれてしまっていると欠損部の骨がとてもうすくなって難症例となってしまう。

骨が幅3㎜でインプラントのサイズも直径3.3㎜と最小の細いタイプを使用しながら骨をうまく広げながらの植立をおこなった例である。普通ならべニアグラフトと呼ばれる骨の移植が必要なケースである。

インプラントはストローマンインプラントボーンレベルNCタイプでインプラントとインプラント間の骨がやり状に残っているのには驚きである。普通のインプラントならこれだけ近接すると消し飛んでしまうのがふつう。

歯茎も薄く　当然　ジルコニア（白色のアバットメント）で上部構造を連結する。仕上がりは今度ここでお見せしよう。

ところでインプラントガイドのモニター募集していますが、まだ一人も応募者がないので検討している方はお早めに。タイムリミットは遅くても6月までかな。インプラント治療希望の方にはもったいないけどね。これってかなりの手間暇がかかるので普通にやったら
5万円ぐらいは余分に請求するクリニックがほとんど。治療費は半額で今回は学会発表用なので気合入れて治療しますよ！

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2012.03.28 [ インプラント最新情報 ]

強度と骨との接触面積でインプラントの持ちが変化

今日はアストラテックの営業の方がいらした。直径４．０㎜×６㎜というタイプのインプラントを新たに販売するということだった。昨年から各社で細いタイプ、短いタイプのインプラントが認可されている。バイオホライズンの直径３．０㎜やらインプラテックスから出ているスクリュベントの１ピース直径３．０㎜、アストラからも下顎前歯用に直径３．０㎜がでるようだ。

細いタイプは強度が足りないので折れる危険性を考えながらいれないと大きなミスにつながる。特に２ピースのタイプは折れやすい。直径３．３㎜が純チタンインプラントの最小径として使われているのは強度と構造上の計算から３．３という数字が導かれている。それ以下は危険水域ということ。

１ピースタイプなら３．０㎜までオッケーかな。あとは材質をチタン合金にすればさらに細くして２㎜径のものでも同じ強度にできる。チタン合金は純チタンの１．５倍ほど強度が高いからだ。

細いものは骨との接触面積が極端に少なくなることから回転力を与えると簡単に抜けてしまうことも考慮しないといけない。

ストローマンの直径３．３㎜やザイブの直径３．０㎜でも３５Ｎのトルクをかけて何回かスピンさせた経験があるのでそれよりも弱いトルクの方が無難だろう。

単純にインプラントの表面に凹凸がないと仮定して円柱だとすると骨との接触面積は

直径3.3㎜×8㎜　＝９１㎟
直径3.3㎜×10㎜＝１１２㎟
直径4.1㎜×6㎜＝９０㎟
直径4.1㎜×8㎜＝１１６㎟
直径4.1㎜×10㎜＝１４１㎟
直径4.8㎜×6㎜＝108㎟
直径4.8㎜×8㎜＝138㎟
直径4.8㎜×10㎜＝168㎟
直径6.0㎜×6㎜＝141㎟
直径6.5㎜×6㎜＝150㎟
直径7.0㎜×6㎜＝169㎟

以下のインプラントサイズが同じような表面積であることがわかる

直径6.0㎜×6㎜＝直径4.1㎜×10㎜
直径7.0㎜×6㎜＝直径4.8㎜×10㎜
直径3.3㎜×10㎜＝直径4.1㎜×8㎜
直径3.3㎜×8㎜＝直径4.1㎜×6㎜

夜中にこんな計算してしまったが植立するときのある程度の指標になると思う。※インプラント表面構造が加味されていないこととテーパータイプだとさらに接触面積が少なくなる。

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2012.03.28 [ インプラント症例 ]

昨日のオペの結果は良好！

インプラントの手術直後の経過について

良好なパターン
腫れもない、痛みもない
腫れはあるが痛みはない

悪い経過パターン
腫れは引いてきたが痛みが取れない
痛みも腫れも引いたが痺れている
腫れや痛みはないが鼻水がでる

うまくオペをおこなえばほとんどのケースで良好パターンの経過をたどる。
昨日のオペは腫れも痛みもほとんどないという良好パターンでした。

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2012.03.27 [ 患者さんとの話 ]

今日もなんとか持たせて！！３名

今日もインプラント治療よりも根の治療を勧めるカウンセリングをおこなう。保存できるものはむやみやたらと抜かない。ここ数年、根管治療の成績も上がってきているので抜くよりも保存する方がはるかに患者さんは喜んでくれる。ＣＴ画像から根の先に１０㎜×５㎜の範囲の根尖病巣ができてはいたが症状もなく普通に咬めるので再度根管治療をしてそれでもだめならば抜歯という選択となった。

もう一人の方は前回根管治療から症状がなかなかひかない。よく見ると歯が割れていた。これはどこまで持たせられるのか？このようなケースで１～２年ぐらいひっぱったことはあるがほとんどが抜歯となる。ひびがだんだんと大きくなるからだ。

もう一人の方もＣＴ画像から前歯のブリッジの片方の歯がぐらぐらになり完全に歯の周囲の骨がなくなっている。さすがに残せないのでインプラント治療を計画してカウンセリングにはいった。もう片方の土台の歯も根の先に病巣ができていた。これを保存する計画を提示したがどうせならこれも抜いて２本のインプラントで３本のブリッジにすることを患者様が希望された。

このように最近ではできるだけ保存の提案をしてその計画がうまくいかなくても患者様に納得してもらってから抜歯するようにしている。

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2012.03.26 [ インプラント最新情報 ]

新しい手法によるインプラント植立

本日は新しい独自の方法によるインプラント植立をおこなった。上顎洞（サイナス＝蓄膿症が起こる部位）に位置するのが上顎６番や７番目の大臼歯部である。この部位は私の経験で言うと半数以上のケースで骨が足らないことがあり必ずといっていいほど骨を増やす術式を追加しなくてはいけなくなる。

骨は厚みと高さと質という３つの要素から成り立ち上顎６，７番に位置する欠損域では高さと質が不足することが多い。すなわち高さの低くて骨としっかりと食い込む太くてピッチ間隔の短いタイプのインプラントが有効ということになる。

国内では最も短いものはバイコンインプラントの５．７㎜から６㎜。バイコンの欠点はチタン合金であることから骨との結合が弱い。世界を旅していてさまざまなインプラントから昨年韓国のDIO社で手に入れた純チタン製SM-ExtraWide特殊インプラントをこのようなケースで使用しようと考えていた。

ラインナップは高さ６㎜がメインで太さは６㎜、６．５㎜、７㎜のバリエーションがありインターナルロック機構がついている。

本日は左上６番のサイナスまでの高さがわずか近心部が4.5㎜、遠心部が２㎜で厚みは８㎜ほどある。

画像は直径６．５㎜×高さ６㎜サイズのものでさまざまなテクニックで一発植立した。初期固定はロックしてしまいそうなぐらい硬かった。

本来ならサイナスリフトをおこなってもいいぐらいのケースである。歯槽骨頂からインプラント窩の形成をおこなわずに直径４．０㎜の特殊ドリルで骨をかき集める。残りの薄い骨はピエゾサージェリーを使用しながら丁寧にサイナスメンブレンまでの骨を切り取る。次に三好先生のＫ２キッドでサイナスメンブレンを拳上＋ピエゾによる注水拳上をおこなう。最初に採取した自家骨に人工骨をまぜて填入後にこのダンゴ虫のようなインプラントをねじりこんだ。

最後は縫合２針で終了。時間をかけて３０分ぐらいだろうか。会心のオペ。

この方法が可能であればサイナスリフトはもうやらないだろう。私の長年の経験からもともとある自分の骨が一番強く、人工的に作った骨はもろい傾向にある。そしてインプラント手術の失敗の多くはこのような部位に頻発する。

安全に正確にそして最終的に長持ちするインプラントの新しい植立法といえるかもしれない。

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2012.03.23 [ 星野個人の話 ]

なんとか持たせてほしい！抜かないで！

タイトルにつけたキャッチは最近急増している患者からのメッセージである。むやみやたらとすぐに抜歯を勧める歯科医院が増えている。歯科医師を信用していない。こんなことからちょっとでも不信なことがあればセカンドオピニオンをおこなう。とてもいいことではある。それだけ慎重に歯科医院を選ぶというスタンスに変わってきていることなのだろう。

今日の２名の新患はタイトルが主訴であった。しかし、よく調べてじっくりと患者様とお話をするとそういう理由なら抜歯しようかということになる。今日も根の状態をＣＴデータから３Ｄ画像にして模型で説明をしたら納得されていた。

先日、私の横で開業した高野先生とも話したがなんとか残してという依頼が非常に多いとのこと。そして今日は竹味先生と話をしたがやはりインプラント治療は敬遠されているとのこと。

これもどこまで続くか？いつかは再稼働だろう。

国内の原発がもうすぐすべて稼働しなくなるが夏場の電力消費の季節には関西では１９％の電力不足が予想されている。原発反対といってもいますぐにすべてを廃炉にすることなんてできないはず。電力不足では経済活動が大きく制限されることになる。近々、大飯原発から再開されるだろう。一度おおきな事故が起きると人間は不安でいっぱいになるがどうしても必要に迫れると逆の行動にでやすい。原発は徐々に減らして風力、地熱などの自然エネルギーに変えていくべきであり、直ちには無理！

インプラント治療も原発の問題によく似ていると思う。

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2012.03.21 [ 星野個人の話 ]

はじめてのインプラント治療は人気がない

今年にはいってからインプラント希望の患者は半減。こんなに人気のない治療になってしまってびっくりである。昨年の今頃は震災の影響で診療にいらっしゃる患者からのキャンセルで延期となって４月に盛り返したが今年はそれもなさそうだ。インプラント治療を希望される方は１００％一度インプラント治療を経験した患者様である。新規はほとんどなく、カウンセリングだけして終了。治療にはいるケースは少ない。それと私のスタンスが変わったこともある。今までなら１００％インプラントのケースでも無理にはおこなわないようにしたこともある。患者が希望してはじめて話す、軽く話す程度。

今日もすでに上顎にインプラントを何年も前に入れた患者様からインプラント治療を希望された。その方も下顎の義歯がどんどん緩んで歯が次から次へと抜けることを経験してからだ。わたしからは一切提案していなくても患者様からいい治療だと認識されているようだ。

このような患者様がほとんどであり、インプラントが数年機能して抜けたとしても再度インプラント治療を希望される方がほとんどである。

しかし、はじめてインプラント治療を希望される方は非常に少なくなっている気がする。この傾向が私のクリニックでだけなら残念だが・・・。
その代わり根の治療は人気があり、本日も歯根のう胞２ケースで１ケース目は外科で根先部カットでMTA治療をおこなう。もう一人の方は根管充填の不備と失活歯の根の治療をおこなう。

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2012.03.19 [ 星野個人の話 ]

人間ドッグ

今週の月曜日はお休みをいただいて自分の体の検査（人間ドッグ）に妻と２人で長野県までいってきた。健康でない人間が他人の健康を扱うことは難しいだろう。健康なくしてあらゆることは始まらないと思う。

MRIを中心にほとんどレントゲンを使用しない人間ドッグを長野駅近くにある小林医院ではおこなってくれる。今回では私は３回目となる。前回から２年以上空いているので心配していた。

前日より食事制限があり３日前から検便２回をおこなう。当日まずはじめには採尿、採血、バリウムを飲んで体をいろいろな方向に移動されて胃、十二指腸の撮影をおこなう。胃が張った状態でさらに血糖値を見るためにサイダーを飲まされる。

そのあとはメインMRI検査である。この医院の特長は全身くまなくMRIで調べてくれるがその間一切被ばくしないことだ。全身をくまなく調べるほかの方法としてはPET CTがあるがこれは相当な被ばくをしてしまう。

脳、脳血管、頸椎、甲状腺、肝臓、膵臓、膀胱、前立腺など１時間かけて撮影をおこなう。

間髪入れず、視力、聴力検査、身長、体重、血圧、四肢の血圧から血管の弾性を測る検査、眼底検査、骨密度検査、エコーで甲状腺、心臓を検査

さらに２４時間心電図を体に張り付けて帰宅する。就寝前には睡眠時無呼吸症装置を指に張り付けて朝まで。

徹底的に検査をおこなうことで健康を取り戻す努力をするようになるようにどなる。やはり人間はこのようなきっかきけがないと努力を怠ってしまうもの。それと正しい知識がなくては改善もできない。

今回の人間ドッグは歯科の検診にも通じることで、星野歯科では検診に力を入れている。

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2012.03.15 [ 患者さんとの話 ]

１０年前に治療した患者様からのコメント　２つ

今日最後にいらした患者で私が１０年近く前にいれたインプラントのお話。

『インプラント治療をして本当によかったわ！人生が全くかわって先生にであえてよかった！最近いろいろインプラントの悪いうわさをきくけどそんなのはほんの一部のことでしょ！』　

このようなありがたいコメントはとてもうれしく。その方の汚れた義歯をきれいにしながら世間話。

その２日前にいらした９年前に上下１５本近くをいれた古い患者さんの話。

『最近、インプラントのトラブルの報道みましたけど、先生のところでインプラントしてもらって本当によかったです！ところで今、何年経過してますか？９年ですか？全然トラブルないですね！いつまでもつんですか？』

『このまましっかりとメンテナンスできれば２０年、３０年ともつはすです。』

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2012.03.14 [ 伝えたいこと ]

インプラントガイドモニター募集のお知らせ→終了

安全性が向上したインプラントガイド講演会用モニター募集のお知らせ

インプラント学会や講演会の症例発表用としてインプラント症例を１０症例ほど募集します。通常のインプラント植立法よりさらに安全性を増した最新の特殊ガイドを使用したインプラントオペをおこないます。
その際の術前、術後の顔面、および口腔内写真、術中の動画撮影、２度のＣＴ撮影などの資料を学会等で使用してもよい方で口が大きく開く方の症例を募集しています。
使用するインプラントは世界で最も使用されている信頼性の高いストローマンインプラントです。すべての条件に満たされる方にはすべてのインプラント治療費の半額で治療をさせて頂きます。

症例１　単独歯欠損　前歯の症例　２症例　条件１～５を満たす方
症例２　複数欠損　　前歯の症例　２症例　条件１～５を満たす方
症例３　単独歯欠損　臼歯の症例　２症例　条件１～５を満たす方
こちらの症例は募集終了しました
症例４　複数欠損　　臼歯の症例　２症例　条件１～５を満たす方
　　　　こちらの症例は募集終了しました
症例５　無歯顎症例　　　　　　　２症例　条件１～６を満たす方

条件１
顔面の撮影、口腔内写真、術中の動画撮影、術前術後の２度のCT撮影に了承していただける方
条件２
術前、術後のインタビューおよび感想についてホームページ用として使用を了承いただける方
条件３
口が大きく開けられる方（口が前歯の部分で４０～５０㎜程度開けられる）でないとガイド手術の器具が入らないため
条件４
骨の条件の良好な症例（厚み５㎜以上高さ８㎜以上）で全身的な問題のない方に限ります。
条件５
トータルインプラント治療費お見積りの半額でおこないます。
条件６
無歯顎（歯の全くないもしくはほとんどない方）においては術前に補助の固定用インプラントを植立させて頂ける方

※１０症例揃い次第募集を打ち切ります

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