予防・矯正・審美・インプラントブログ-星野歯科駒沢クリニック

★究極の歯科治療を目指して★
患者さんや歯科関係者のために多くの歯科情報を公開していこうと思います！
皆様が特に関心のある予防、インプラント治療、矯正治療、審美歯科治療、ホワイトニング、メタルフリー治療について色々な情報を正しくお伝えできたらと考えています。
一度治療したらそれ以上悪くならない治療・虫歯や歯周病を発生させない治療を目指しています。
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2007.04.28 [ 未分類 ]

インフォームドコンセント

今日もまたヘビーなケースの患者さんが相談でいらした。私が担当した新患は最近よくあるパターンの他医院で治療されていてその続きをしてほしいというものだった。やはり患者さんとドクターとの信頼関係にヒビがいつの間にか入ってしまいそのようになってしまったようだ。私も過去から現在にかけてこのようなことは経験している。うまくコミュニケーションがとれないと患者さんが不信感を募らせて治療を断念してしまう。これを避けるには治療の内容をよく説明して理解してもらうことだと思う。歯科治療では予期せぬ出来事が治療途中で起こることがあるのでそれに対して適切に治療を変更し患者さんに説明をよくして納得していただくことが重要である。

それと患者さんがいろいろな歯科医院を変えているうちに歯科に対するトラウマになっていることが多く、このような方は治療が非常に難しくなる。

インフォームドコンセントとは今、お話したことである。

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2007.04.27 [ ジルコニアオールセラミッククラウン ]

ジルコニアオールセラミックvsセラミッククラウン

歯の被せ物で前歯に多く使用されるのがセラミッククラウンである。保険適用の材質は硬質前装冠である。この３つの違いは素人の患者さんにはわからないと思う。保険では前歯の材料は金属とレジン樹脂の被せ物で耐久性や審美性はあまり期待できない。その主な原因はレジン樹脂にある。最初は白かったがだんだんと黄ばんできたということをよく言われる。それと歯の自然感が劣り作り物のような被せ物になってしまう。このことから前歯ではセラミッククラウンが主流になっていた。どこの歯科医院でも前歯はセラミッククラウンを自費扱いで勧めてくるはずだ。

ここまではごく普通の歯科医院である。もう少しいろいろな種類のセラミッククラウンを扱う歯科医院もある。セラミッククラウンは内装は金属を使用しているがこの部分が１００％ゴールドであったりゴールド含有量が多かったり、パラジウム中心であったりすることで治療費の設定を変えているところもある。私のクリニックでは１種類に統一している。内部の金属に違いを持たせてもさほど硬度や色調に影響はないからだ。そして内部に金属を全く含まないオールセラミッククラウンがある。

オールセラミッククラウンは１０年以上前からあるが審美性は最高によいが強度がなくよく壊れていた。それがここ２~３年の間にある程度硬いセラミックの塊からCAD/CAMにより加工することが可能となり普及するようになった。価格設定はどこのクリニックでもセラミッククラウンよりは３～５万円ほど高くなっているはずだ。
それでもまだ強度面では弱くブリッジには向かないものが多かった。

しかし、２００５年からセルコンジルコニアが初めて日本で認可が下りてからは選択肢が増えた。ジルコニアは今までのセラミック修復とはレベルが全く異なるもので歯科医師、そして患者さんにもよく説明をする必要がある。未だにこのジルコニアについて知らない先生も多くいる。

ジルコニアオールセラミックでは
①金属を一切使用しない
②ブリッジも可能
③生体親和性がチタンと同様に高い
④比重が軽く強度がセラミッククラウンの１０倍ほど
⑤光を透過するので審美性が高い
⑥欠点は技工料金が高く治療費を高く設定しなければいけないこと

これらの利点は今までのセラミッククラウンやオールセラミッククラウンの短所を全てカバーしているといえるだろう。

私のクリニックでは従来のオールセラミッククラウンはすでに存在しない。１００％このクラウンに切り替えていくつもりである。

写真は１４本連結のジルコニアオールセラミックブリッジである。

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2007.04.26 [ 星野個人の話 ]

今日の私は定休日です

毎週木曜日は私の定休日です。本日は久しぶりに湘南の海に出かけました。毎日３０分の水泳効果もあって持久力が増して３時間の波乗りを楽しみました。雲ひとつない快晴で海を独り占めできました。

自宅に帰ってからは餃子作りの手伝いをして夕食後は患者さんのメールのチェック。

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2007.04.25 [ インプラント症例 ]

左上５番インプラント植立

今日はインプラントのオペが１件。
左上５番の１本欠損で特に問題のあるケースではなくイージーな症例である。
１０分間の中で増骨も同時に無切開無剥離法で終える。

このようなイージーケースにおいても必ずＣＴ検査は行うようにしている。少しでも条件がよいインプラントを選択し無切開無剥離法が可能なのかを検討しミスが起きないようにしている。過去の過ちを二度と起こさないためには小さな心がけが大事であると思う。

私の病院にはこのようなイージーなケースの患者さんの方がむしろ少なく何かしら問題を他の病院で抱えてから来院されるために検査はとても重要である。的確な治療計画を立案しなければいけないからだ。多くの外部の患者さんからメール相談を受けているが、インプラント治療が盛んに行われるようになってトラブルも確実に多くなってきているように思う。他の病院で入れたインプラントに対するセカンドオピニオンが増加し、インプラント治療が途中で通院している病院をけるケースが非常に多いからだ。

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2007.04.23 [ 患者さんとの話 ]

メール相談のメリット

ここ最近はインプラント治療ご希望の患者さんとメール相談をする機会が増えている。インプラントのホームページを立ち上げた当初は他にはなかったのでとにかく毎日５通ぐらいの相談を１~２時間掛けて返事を出していた時期もあった。４～５月は一年でも一番新規の患者さんが多くなる。毎日のように患者さんの歯の悩みを聞いている。私のメール相談はとてもシンプルな個人情報が漏れないような掲示板方式であるので過去に相談した内容も表示されとてもいいと思う。私も過去の相談は忘れてしまうことが多いのでこの方式にしてからは自分の書いた返事の内容も表示されてすぐに記憶がよみがえる。患者さんも気軽にこの掲示板に心配事を書いてくれるのですぐに返事を出すことも出来る。私のように風呂の中で返事を書くことも出来るし時間の制約がないし、海外からも返信できる。そして確実に仲が良くなるように思う。

今日はミクシーのニックネームを教えてくださいといったメールも来た。私のミクシーのブログはこのブログを代用しているだけだが趣味のサーフィンについても書かれているので読んだら幻滅してしまうかもしれない（笑）仕事の顔と普段の顔は別人？どうしても知りたい方には教えますよ！

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2007.04.20 [ ジルコニアオールセラミッククラウン ]

セルコンジルコニアVSプロセラジルコニア

 ジルコニアの加工のCAD/CAMにデンツプライ社が開発販売しているセルコンがある。現在までに全世界で１０００台以上の機械が販売されていいるトップメーカーである。日本の販売元はデンツプライ三金である。このメーカーの強みはインプラント、審美、矯正全てに対して強い販売網があることだ。世界の歯科のトップがデンツプライであり全ての製品を独自に開発販売している。セルコンはスキャナー部分のセルコンアートと更なる機能のセルコンアイ、削りだしのセルコンブレイン、焼成装置のセルコンヒートの組み合わせで成り立っている。このセルコンはCAD/CAMの両方を売り出しているメーカーで普及率は世界一である。

その一方でスキャナー部分だけを売り出して、製品はメーカーの工場で一括生産する方式をとるメーカーも少なくない。その代表がノーベルバイオケア社のプロセラと大信貿易の扱うゼノテックである。現時点では加工する工場は海外（ヨーロッパ）にありスキャンしたデータはメールで海外に送られ２週間ほど掛けて製作輸入される。この夏にはプロセラの工場が成田近くに立ち上がり生産スピードを増してくる。しかし現時点では単独の歯に限られる。プロセラは比較的安価で市場に供給されている。ゼノテックは大きなロングスパンの症例に向いている最も精度の高いジルコニア加工のCAD/CAM装置である。

セルコンのよさは日本の多くのラボに供給されている最も日本に早くから導入されたCAD/CAMであり、現在単冠や３ユニットのブリッジの適合はハンドメイドと変わりないレベルまで向上した。そしてなによりも身近にこの装置があるのですぐに加工して製作できるので製作期間が最も短いCAD/CAMとなる。さらに利点としてはいままでの技工操作と同じ制作方法（ワックスアップを読み込むことが可能）なので
技工士の慣れの期間が少なくて済む利点がある。

今後、多くの競合メーカーの中でどこが生き残るかは明白で、ローコスト、スピード、精度で分のあるメーカーに軍配があがりそうだ。

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2007.04.19 [ 矯正治療最新情報 ]

デーモンシステムによる歯の動きの変化

 デーモンシステムでの動画サイトはこちらを見てください



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2007.04.19 [ 矯正治療最新情報 ]

ジャパンデーモンフォーラム初日

本日も昨日同様、ホテルニューオータニの鶴の間にてデーモン先生のレクチャーがあった。デーモンシステムを使用したときの歯周組織の変化についての話がメインであった。

歯は口の周りの口輪筋と舌との調和のとれた位置に並ぶのでこの筋肉の力を応用すれば弱い力で十分に歯が動いていく。そして歯をゆっくりと動かすことによって骨のモデリングが自然とスムーズにおこり早く動く。そしてCTの画像から動かした歯の周りに自然と骨が添加しているスライドを多く見せてくれた。私もインプラント治療で多くの患者さんの骨の断面像を見てきたのでとても興味をもって聞かせてもらった。インプラントと矯正治療は別物のように思われるが骨をうまく操ることが両者の共通のゴールであるように思えた。そして多くの症例でいままでに見たことがないような動きをする歯並びの画像からデーモンシステムを患者さんに勧めることの重要性を感じた。抜歯をしなくてもこの装置があれば理想的な歯並びにもっていける可能性を示唆された。

この装置はうまく使用すればいままでの矯正治療ではできなかったような治療ができると思う。インプラント矯正アンカーと併用すればさらに凄い治療ができそうだ。

右下の画像は同じ患者さんで２３ヶ月でワイヤーとこのデーモンブラケットだけでしかも成人３０才の口の中が変化しているいままでの装置では考えられない画像だ。真ん中は骨が歯にあわせて添加していることを示す画像だ。右は筋肉のバランスが取れた位置に歯が並ぶ模式図。

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2007.04.17 [ 患者さんとの話 ]

インプラント相談２件、昔の患者３名など

４月に入ってインプラントの患者さんが急増している。歯科治療は季節に非常にs相関している。毎年４，５月は１年間でも最も患者さんが集中する時期である。本日も診療開始早々連続２件のインプラント相談が入り２人とも当クリニックでの治療をご希望された。今日は古い昔からの患者さんが３人見えてとても懐かしい気持ちになった。一人目の患者さんは７年ぐらい前にまだまだ私の力不足であった頃に苦労をしてインプラントを植立した患者さんであり出産でかなりの長期間検診が中断していた。久しぶりの再開で『先生のブログは読んでます！』といううれしい返事からインプラント部位に対してはそれほど大きな問題もなく経過していたので一安心。

２人目の患者さんも８年ぶりでご主人様はたまに通院をされていたが奥様の方は久しぶりで体調の変化もあり歯周病が進行して抜歯する歯が存在していた。

３人目の患者さんも付き合いは長い。開業前からだから１４年ぐらいになるだろうか。長年義歯で過ごされて義歯のばねが歯を悪くして歯が２つに割れていたので急きょ抜歯となってしまった。長年の入れ歯からなんとかインプラント治療で他の歯を守ってあげたいという気持ちでインプラントのお話をさせてもらった。

昔からの患者さんは大事にしないといけないと思う。そして旧友が遊びに来たような感覚になる。

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2007.04.16 [ ジルコニアオールセラミッククラウン ]

セラミッククラウンからジルコニアへの流れ

世界の流れは確実にジルコニアに向かっている。そのことはドイツのケルンで行われたワールドデンタルショーでもわかる。私の患者さんの半数はすでにジルコニアの被せ物を希望されるようになっている。あと１年もすれば全てジルコニアで修復することになるだろう。強度、生体親和性、審美性、実は適合性も問題なく、現在の歯科世界の中では最も理想的な材料であることは間違いない。

そして各メーカーが一番力を入れているのがこの硬いジルコニアを加工するCAD/CAMと呼ばれる機械である。歯を削るとそれをセラミッククラウンにするには今までは模型上でワックスで歯の外形を作りコアをつくりメタルコーピングをロストワックス法で埋没鋳造しそのメタルコーピング上にマスキング、デンティン、エナメル、トランスなどのセラミックパウダーを軽く水に溶かして筆で積み上げていく地道な作業の繰り返して全てがハンドメイドであった。この工程のうちメタルコーピングの部分をコンピューターで読み込みをして読み込んだデータから精密にメタルコーピングの代わりのジルコニアコーピングをジルコニアの厚いディスクやブロックから全自動で削りだす。そのジルコニアコーピングの上にナノ粒子のセラミックパウダーを従来通り盛り上げてポーセレンファーネスと呼ばれる炉（釜）の中で焼き上げる。

即ち、今までの1/3程度は自動化されることになる。この自動化する機械がCAD/CAMである。歯科業界で一番変化するのはこの部分であり歯科技工の分野である。ジルコニアは８時間ほどの焼成をすることで本来の曲げ強度９００MP以上のとても硬い材料になることが知られている。

日本ではまだまた厚生労働省の薬事法の関係で３年後の出遅れた普及となるだろう。当クリニックではセルコン、ゼノテックを主流に使用する。世界の流れの中で最も普及したものがセルコン、最も適合性能が高いのがゼノッテクであることはドイツ視察でもわかったが各メーカーの開発はCAD/CAMに向かっているので今後は大変な競争市場になることは間違いないだろう。

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