予防・矯正・審美・インプラントブログ-星野歯科駒沢クリニック

★究極の歯科治療を目指して★
患者さんや歯科関係者のために多くの歯科情報を公開していこうと思います！
皆様が特に関心のある予防、インプラント治療、矯正治療、審美歯科治療、ホワイトニング、メタルフリー治療について色々な情報を正しくお伝えできたらと考えています。
一度治療したらそれ以上悪くならない治療・虫歯や歯周病を発生させない治療を目指しています。
そして、このブログが患者様の治療に役立てたら最高だと思います。それと多くのコメントをお待ちしています。
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2011.04.26 [ インプラント症例 ]

インプラント患者の来院状況

今月はインプラントの相談が特に多い。昨年とは確実に流れが変わり、多くの患者さまがインプラント治療を希望される。インターネット経由は減少し、ほとんどが紹介かもしくは近所の評判での来院の患者である。この状況はリーマンショック前の今までの星野歯科に似てきている。毎日、忙しく休む暇がほとんどない。昼休みもこういうときにはなぜか毎日のようにアポイントが入る。毎日自宅に帰るとすぐに寝てしまうのでブログ更新も遅れる。

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2011.04.25 [ インプラント症例 ]

ストローマンBLインプラントでALL ON 4

本日はノーベルバイオケア社の１８番のALL ON 4をノーベルアクティブで行う予定を辞めてストローマンインプラントＢＬタイプで８本の植立を行ってみた。高い埋入トルク値がでるなら即時加重も検討というところだったがそのまま植立して歯茎の中に埋め込んだ。即時加重する必要はそれほどないし、わざわざリスクを高くする必要性もないからだ。BLでの即時加重はいろいろな面で少々難しい気がする。第一の問題はインプラントの形状にある。インプラント先端が丸いので骨に刺さらない。インプラントは形成した部位までにしか到達しないような構造である。それに対してノーベルアクティブやノーベルのスピーディーグルービーは先端が鋭く骨に食い込むようにできている。それにしてもＢＬは刺さらない。いろいろなインプラントを使用してきたが最も刺さらない部位に入るかもしれない。やはりSLA頼みにインプラントである。それとねじ山のピッチ間が狭いので１４�の長さのインプラントを植立するのに１分ぐらいタップを切って逆回転してインプラントを入れるにしても相当に時間がかかる。これをハンドレンチですべてやるのだからしんどすぎる。慣れもあるのかもしれないがやはり即時加重には向いてない。ノーベルアクティブだったらたぶん３倍のスピードで埋入できると思う。まぁ残念だけどストローマンでの即時は×。

それでも骨との結合スピードは上顎でも６~８週間で確実にインテグレーションするのだからそれでよいのだろう。ＢＬのSLActive使えば４週間だからそれでやればいいと思う。

本日のオペデータ
静脈鎮静法
右上５番　直径４．１㎜×１４㎜　BL RC ストローマンインプラント使用
右上２番　直径４．１㎜×１４㎜　BL RC ストローマンインプラント使用
左上２番　直径４．１㎜×１４㎜　BL RC ストローマンインプラント使用
右上５番　直径４．８㎜×１４㎜　BL RC ストローマンインプラント使用

右下５番　直径４．８㎜×１４㎜　BL RC ストローマンインプラント使用
右下２番　直径４．１㎜×１４㎜　BL RC ストローマンインプラント使用
左下２番　直径４．１㎜×１４㎜　BL RC ストローマンインプラント使用
左下６番　直径４．８㎜×１０㎜　BL RC ストローマンインプラント使用

上顎は全ての歯を抜歯と同時に植立
下顎は２本の歯を抜いて植立

静脈鎮静法

とにかく今日のオペは疲れました！患者さまは笑顔で帰られたのでよかったですね。

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2011.04.24 [ 講演会・研修会情報 ]

ストローマンＢＬ発売記念講演

本日は日曜日ながらも午後からはストローマンジャパン主催の記念講演となった。ストローマンインプラントの新しい製品であるBone Level Implantが国内でやっとこ降りて世界より３年遅れの新発売となった。私は海外から仕入れているのですでに３年近く経過症例がでてきた。症例といっても前歯に限りなのでこのインプラントのすべてを評価することはまだできない。しかし、このタイプの２回法用でプラットフォームスイッチタイプのインプラントがストローマンインプラントシステムにラインナップされたことでほぼ全ての症例をこなすことができるようになった。

ストローマンインプラントの最大の利点はSLAと呼ばれる信頼のおけるインプラント表面の微細構造でありインプラント表面の粗さが長期成績に影響していることは間違いない。ストローマンインプラントのSLAの１０年間のリサーチでは９８％の生存率となっている。

９８％という数字は難しいと思うが、新しい種類のBone level implantもこのSLAを有するので１０年後の成績もある程度良い結果が出ると思う。２回法用のインプラントには必ずマイクロギャップと呼ばれる歯とインプラントをつなぐ結び目のような部位が骨の近くに存在するのでその連結が甘いと骨が溶解して失敗の原因となる。

内部のインターナルの角度が１５度は少し角度が大きいような気もするが４角のクロスフィットでなんとかしのぐのだろう。アンキロスインプラントはこの部分が５．８度なので緩むことはない。ここは大きな違いだ。

BLインプラントの埋入ポジションもCEJから３~４㎜ということで深くに植立したほうがいいというアンキロスインプラントとは異なる。この辺もマイクロギャップを意識してのことだろう。

勝山先生の提示したＢＬの１㎜深く、骨と同じレベル、１㎜浅くの３種類の実験でも負荷をかけての実験ではないので負荷をかければもう少しデータが違うだろう。

まぁ～メーカーはいいことしか言わないのだから全てを鵜呑みにはしないほうが無難。

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2011.04.22 [ インプラント症例 ]

リンガル矯正とインプラント併用症例

本日のインプラントオペは現在、他のクリニックで舌側矯正をして患者様であった。他のクリニックと連携しながらインプラント治療をおこなうことも最近ではめずらしくない。今回は右下６，７番、左下６番の３か所の欠損に植立をおこない、２か月後には仮歯にする予定である。仮歯にしたまま矯正治療が終わるのを待ち、リテーナーになってから上部構造をセラミックに置き換える。

本日のオペデータ
右下５番　直径３．５㎜×１１㎜　A11 アンキロスインプラント植立
右下６番　直径３．５㎜×９．５㎜　A9.5 アンキロスインプラント植立
左下６番　直径３．５㎜×９．５㎜　A9.5 アンキロスインプラント植立

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2011.04.21 [ 講演会・研修会情報 ]

光学スキャナー

本日は定休日ではあるがストローマン本社に呼ばれての米国の秋本健先生のセミナーを受講、そのあとはストローマンガイドサージェリーのセミナーをトミー山下さんより講演いただいた。２年前にＩＤＳで見た口腔内スキャナーを利用して数年以内に口の中で型を取りかみ合わせをとる作業がなくなる。さらには石膏模型に置き換えることなく補綴物を完成させることができるようになる。これは歯科がいままでアナログ中心であったのが一気にデジタル化へと進歩しあらゆる治療の流れが変わることを意味する。すでにこれができるのがＣＥＲＥＣ　ＳＹＳＹＴＥＭである。ＣＥＲＥＣでは今後口腔内スキャンを数回に分けて上下の光学スキャンを行った後に頬側面からの咬合スキャンで咬合採取をおこない、作業用模型をＣＥＲＥＣで削り出してその上に補綴物を作るシステムへと移行していく。この流れを継いで多くのメーカーから口腔内スキャナー、ＰＣ上での加工ソフト、データ転送で大きなＣＡＤ／ＣＡＭセンターでミリングが行われ歯科医院へ提供されるようになる。高速化、無駄な材料費の節約、技工のデジタル化が進む。

ストローマン社はこのすべてを提供できる条件が揃い、実用化が近い。またストローマン社が近いうちに提供するのがガイドシステムである。院内ラボ、もしくは外注先のラボで簡単にラジオグラフィックガイドからサージカルガイドを自分たちで作れるようになる。

歯科はどこまでデジタル化していくのか？これから先の設備投資がとても気になる。そしてデジタル化に便乗するには相当先まで先読みできる目を養わないと痛み目を見るだろう。

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2011.04.20 [ インプラント症例 ]

フォローｕｐインプラントオペ　

本日の症例は他のクリニックで植立されたインプラントを除去しての再植立のフォローｕｐオペである。最近のデンタルインプラントは形状が円柱形であることから撤去は比較的楽である。簡単なケースであれば数日前に行ったようにただ逆回転すればとれる場合がほとんどである。今日の場合は１０㎜ほどのインプラント長さのうち約５㎜が骨の中にまだ埋まった状態であった。患者様がおっしゃられるように咬むとインプラントの先端まで響いて様々な症状がでていたという症状は気のせいではなく本当に微小ではあるが動揺をしていた。鉗子でインプラント体を揺するとほんの少し動いた。インプラント周囲の骨をなるべく失わないようにインプラント周囲をピエゾで注意深く切削してあとは抜歯の要領で骨から脱臼させた。

当初は直径３．３㎜のストローマンボーンレベルインプラントを植立する予定だったが唇側に大きな骨の欠損ができたことから初期固定がなく１サイズ太めの直径３．５㎜のアンキロスインプラントでなんとか初期固定が得られた。唇側はEasy Graft Crystalで完全に覆い縫合をして終わる。

本日のオペデータ

ピエゾにて直径３．３㎜３Ｉインプラント除去後に
直径３．５㎜×８㎜　A8　アンキロスインプラント植立
ＧＢＲ法併用

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2011.04.19 [ 星野個人の話 ]

見学の先生

今日は朝からご近所の歯科医師の先生がまる一日を通して見学をされた。数年前まではよく見学の先生がいらしていたが久しぶり！

今日の治療はインプラントカウンセリング２件、インプラント印象、インプラントオペ、デーモンワイヤー矯正、インコグニト、インビザライン、アクアシステムなど様々な症例患者がほどよく散らばって入っていたので見学の先生には参考になったと思う。

昼からはノーベルガイドの説明を受けたが結局すぐにノーベルクリ二シャンにバージョン替えすることに決まり後日再度インストールをし直すことになった。

私の所属するデンタルコンセプト２１で今年からデンタルコンセプト内でストローマンコースを７月に開催することになり、私はＢｏｎｅ　Ｌｅｖｅｌ担当になった。自分の考えではノーベルとストローマンの違いをしっかりと把握したうえで両者の良いところだけを患者様に提供していきたいと考えている。
本コースを受講したい方はデンタルコンセプト会員になることが条件となる。メリットとしてはＩＴＩジャパンが主催する１日コースよりお得に受講ができる。会員ならばストローマンもノーベルも両方の情報を得ることができる。会員は歯科医師だけでなく歯科技工士、歯科衛生士も会員になることができるなどである。第１回は７月２３，２４日の１日半コースで実習つき３０名を会員から募りストローマン本社ビル東京駅で行う予定である。

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2011.04.18 [ インプラント症例 ]

フォローアップオペ

本日のインプラントオペは３か月前に植立したインプラントが残念ながら初期の段階で緩んで浮いてきてしまった。こういうケースはほぼ間違いなく上顎の臼歯部の骨の厚みがなくてスカスカしている骨にインプラントを入れた場合である。こういう時はインプラントフィクスチャーが固定されるかどうか２~３か月様子をみて固定してきた場合はそのまま補綴になるが今回はあまり固定されずに補綴できる状況にはいたらなかった。

こういうフォローアップのオペは非常に簡単であり昨年も１症例おこなっている。インプラントを逆回転させれば指でも抜けるのでその穴を利用して少し太いサイズに交換していれるだけである。

１回法用のストローマンインプラントから２回法で初期固定のよいノーベルアクティブに交換した。

本日のオペデータ
直径４．１㎜×１０㎜　ＳＰストローマンインプラントを逆回転で除去後に
直径５．０㎜×１０㎜　ノーベルアクティブ交換

ソケットリフト併用（既存４~５㎜）

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2011.04.16 [ 星野個人の話 ]

診断・技工・カウンセリングに追われる毎日

予想通りに３月の震災キャンセイルの反動で凄い忙しさになってきた。私も篠山先生も昼休みはほとんどなしで治療をしている。治療が終わってもその日の撮影したＣＴ画像から診断用シュミレーションをおこない、治療計画と見積もり書を作成している。矯正の方も口腔内写真、模型、セファロレントゲンとにらめっこで診断をしている。それ以外にもインコグニトの技工指示書の製作、アクアシステムの歯牙の移動、セレック関係の臼歯のインレーやクラウンの製作、インビザラインのクリンチェックなどさまざまで病院をでるのは毎日２２時を過ぎる。帰宅してからはメールチェック。ブログは忙しさのあまり今週は書けなかった。講演会のプレゼンも作りはじめてすべてが重なっている。不思議なことにいつもこうなる。忙しいときは休憩時間が無くなるぐらいで暇なときは本当に暇になる。７月の計画停電の影響は相当なものだろう。こわい！こわい！

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2011.04.13 [ インプラント症例 ]

オトガイ神経を避けながら傾斜埋入インプラント

 ストローマンのボーンレベルインプラントも少しずつ使用するようにしている。今回のケースは骨の幅が３㎜~４㎜と条件が悪、くさらにはオトガイ孔間にもオトガイ孔からの側枝が正中まではっきりと伸びていた。短くて、細いインプラントフィクスチャーを選択してさらにオトガイ孔からの神経のループに沿わせながら傾斜埋入でピンポイントの植立をおこなった。それでも唇側には１㎜のフィクチャー表面が露出したので新素材Easy Graft Crystalで簡単にＧＢＲ法で対処する。

本日のオペデータ

左下３番部　直径３．３㎜×８㎜　ＢＬ　ＮＣ　ストローマンインプラント使用

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