予防・矯正・審美・インプラントブログ-星野歯科駒沢クリニック

★究極の歯科治療を目指して★
患者さんや歯科関係者のために多くの歯科情報を公開していこうと思います！
皆様が特に関心のある予防、インプラント治療、矯正治療、審美歯科治療、ホワイトニング、メタルフリー治療について色々な情報を正しくお伝えできたらと考えています。
一度治療したらそれ以上悪くならない治療・虫歯や歯周病を発生させない治療を目指しています。
そして、このブログが患者様の治療に役立てたら最高だと思います。それと多くのコメントをお待ちしています。
治療に対する質問は直接メール相談できるコーナーがございますので左側の『歯科治療プライベート相談』から院長　星野と直接相談を行うことが出来ますのでどうぞご利用ください。返事は２～３日中には必ず返事を出します。

東京都世田谷区駒沢１－３－１７
星野歯科駒沢クリニック
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2007.06.29 [ 星野個人の話 ]

スタッフも桃栗３年柿８年

今週はスタッフとも面接１２人があり、昨日は総合ミーティングが１５：３０～２１：００まであり、更に月末締め切りの原稿に追われて余裕がなくなりました。

スタッフの多くの意見があり、理想と現実にはいろいろと違うことから難しい面があります。４~５人のスタッフの意見をまとめるのは簡単でも経験年数２~１２年のスタッフがいることから発言力のあるスタッフが強くいう意見に対して他のスタッフが追従していく傾向があり１２人全員の意見をまとめるのは困難になります。

１２年経過するとクリニックにいらっしゃる患者層も変わり、治療の質や使用している材料、基材、治療方法が変わります。そして病院の経営方針も変わります。これは患者さんのニーズに合わせて変える必要があるからです。そして、その方針についていけないスタッフは自然といなくなり新しい体制となっていきます。

いまの私の病院はそういうタイミングを迎えようとしているのと思います。この流れは大体３、８年１２年周期で起こります。３年一区切り、８年一区切り、１２年一区切り
『桃栗三年柿八年』
桃と栗は芽生えてから三年、柿は八年で実を結ぶということ。
１．何事も、成就（じょうじゅ）するまでに相応の年月が掛かること

私はすで歯科を目指し始めたのが１８歳で今は４０歳ということは人生の半分以上は歯科に費やしてきた。今は正しい歯科の自分の道を切り開く方向に動いている。人生のうちの３年や５年、というのは長いようですぐに経過する人生の短い期間であると思う。そして、小さな歯科医院中の小さな世界で生活するスタッフはもう少し広い長い目で全体を見てほしいと思う。海外で済んでいた経験やいろんな国を訪問した自分の経験から私は常に３年後の未来を見据えて行動するようにしている。世界は広くまだまだ知らない世界が広がっている。

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2007.06.27 [ マウスピース矯正 ]

アクアシステム（マウスピース矯正）

矯正の患者さんはインプラントの患者と比較するとその深刻度はさほどでもないので普通にお話をすれば皆さん納得をしていただけることが多い。今日は親戚の方でデーモンブラケット装着による矯正をされていて非常に良好な治療経過のようでこの装置を使用している歯科医院はないか検索をされ、当クリニックにいらした。臼歯関係はⅠ級の４~５mm程度の叢生症例でありワイヤーレス矯正＝マウスピース矯正に該当しこちらの説明をおこなった。早速次回から装置の製作に入る。この装置は私も数ヶ月経験したが痛みがおこらず見た目も装着感も少なく症例選択さえ間違えなければかなり良好な結果と患者さんの満足を得ることが出来る。

左上　装置装着状態
左下　透明マウスピース型矯正装置
中下　術前
右下　術後（６ヵ月後）

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2007.06.25 [ 患者さんとの話 ]

駆け込み寺②インプラント研修会の必要性

今日もまた、他の歯科医院でのインプラントトラブルケースの患者さんが新規に舞い込んできた。とにかくいろいな歯科医院でいろんなことを言われてきているので歯科不振にもなってきている。私はこの状況が起こることを数年前からブログで予測してきた。インプラントを作るメーカーとそれを売るディーラーに問題があることは確かだ。からくりはメーカーはインプラントを売りたい、そしてディーラーもインプラントを売らないと業績に繋がらない。そしてインプラントメーカーは日本で３０社も乱立しているわけだからどういうことが起こるかは賢い読者はお解かりだろう。インプラントのダンピングに教育なしのサポートなしの押し売り。そしてメーカーとディーラーは自社製品をいかに良い商品かアピールしてその罠にはまった歯科医師が数年後にトラブルを起こす。教育を受けずに言葉巧みにインプラントを患者さんに提供する。そしてたくさんのインプラントを多くの歯科医師が入れることになる。今の新規に出来た歯科医院の多くはインプラン治療を売り物にしているはずだ。ちょっとした研修を受けて誰でもがすぐにインプラント治療が始められるからだ。もう少し、インプラントを売るメーカーとディーラーは車を売るのとは違う、人体に植え込む特別な医療器具を売るといった意識をもって新規に始めるドクターたちに営業をしてほしい。今日もインプラントの営業マンと話をしたが今のインプラント業界は少しおかしな方向に走っていると思う。１０年前はある一定のインプラントの教育を受けなければそこのインプラントを購入することは出来なかった。それがいまでは呼ぶとすぐにホイホイ来て喜んで商品を売り込んでくる。

我々歯科医師もメーカーをしっかりと選択する眼を持たないと自分が痛い目に合うということ。そして多くの研修会に出席して勉強をすることが最も重要なことである。私が行く研修会や講演会で待ち合わせをしていなくてもいつもばったり出会うメンバーは私と同じ考えをもっているからだと思う。

そして一番の損害を被るのが患者さんということになる。

また多くのトラブルがあるのはインターネット経由の患者さんである。インターネットの良い点から最近は悪い点が浮かび上がってきている。知識が散乱しているために患者がどこの病院にいっていいのかわからなくなってきている。昔の電話帳と同じ状態になってしまった。どこでもインプラント治療をしているからどこがいいのかどんな特徴があるのかわからない。どこのホームページも似たようなことが書かれている。そして何軒もはしごをすることになる。→駆け込み寺に到着（笑）

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2007.06.24 [ 伝えたいこと ]

矯正の経験年数と症例数の関係

昨日に引き続き矯正治療に対しても経験年数と症例数の関係をお伝えしたい。矯正治療は症例数も当然大事であるが経験年数が最も重要なファクターであろう。矯正治療の場合、治療を開始してから治療が完全に終わるのに４年ぐらいかかる。（動かしている期間が２年以内で保定期間が２年）さらにその長期的な予後を観察する期間が数年必要だと考えると６～８年は必要ということになるだろう。症例数に関しては当然多ければ多いほどよいが大学病院の矯正のドクターが任せられる症例数は１年目で３０人ぐらいであろうか。一般開業医の場合は１ヶ月に２~３人の新規の患者がくる程度で１年間で３６人。５０~１００人の患者を最低６~８年続けなければ一人前とはいえないだろう。私が一番初めに矯正を始めたのはやはり１４年前で本格的にはじめたのは１２年前である。途中４年間は矯正クリニックのドクターがおこなっていたが細々とその間も治療は継続していた。そして昨年からは新体制のもと一月に８０~１００人の矯正患者を診察している。さらに矯正専門医の受け持つ患者が３０人ぐらいということから矯正中心のクリニックということもいえるだろう。

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2007.06.23 [ 伝えたいこと ]

インプラントの経験本数と経験年数の関係

今日も昨日同様、他の歯科医院でインプラント治療の計画をされている患者さんからのセカンドオピニオンとなった。最近の患者さんの傾向としてはインターネットで検索し、いろいろな情報をおもちになっているが担当する歯科医師の技術と経験で最終的には手術を受けるか決める傾向にある。当然のことではあるが、これは一極集中化という問題がおこってしまう。インプラントの経験は非常に重要で骨の形状や硬さにより植立のインプラントサイズや種類、手術方法を臨機応変にけなけらばいけない。即ちたくさんのインプランを植立すればいろいろなタイプの骨を経験できることになる。目安はひとりで５００本ぐらい入れれば大体の骨を経験するのではないだろうか。しかし、これだけではインプラントの経験としては不足である。長期の経過を見届けてきたかが最終的に問題となる。インプラントが植立されてすぐに取れる場合は感染や非常に条件の悪い部位に植立した場合である。それ以外はほぼ全て問題なく機能する。３年以降に抜ける場合はインプラントが咬む力に負けて抜けるときがありこういったロスに対しても注意が必要である。そして、インプラント周囲の汚れからインプラント周囲炎にならないような管理が重要である。結論からいうと５００本以上のインプラントをひとりで植立して一人で１０年間管理できて始めて本物ということになるだろう。

私の第１症例はすでに１４年経過で問題なくいまだに機能している。そして管理中のインプラントは２０００～３０００本ということになりそうだ。

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2007.06.22 [ 伝えたいこと ]

飛び込み寺

今日は蒸し暑い梅雨のためだろうかやたらとキャンセルがあり、おかげで原稿がほとんど完成近くまで仕上げることが出来た。そんな中でもインプラン治療の相談２件、矯正相談１件があり、私はほとんどの患者さんが矯正装置の調整となった。

最近多いのが他の歯科医院からの矯正治療の続きである。これはインプラント治療にいえることでもある。星野歯科＝飛込み寺　状態ではあるが誰かがこのような症例に対して治療をしていかなければいけないと思う。確かに他の歯科医院で行われた治療の引継ぎはいろいろと問題が多いので苦労することもある。そしてなによりも患者さんの求めるものがとても高いレベルにまで押しあがっていることでいろいろな面でフォローしていかないといけない。

今回の矯正治療も去年の秋からスタートをして現時点で９ヶ月を経過していて未だに目処が立っていない状態であり、診断の重要性を感じた。欠損部をともなった矯正治療患者はインプラントやブリッジなどの被せ物や噛み合わせの知識と歯並びの矯正の知識をともに持っていなければバランスの良い治療は行えない。矯正医は欠損部を無理やり閉じようとする傾向にあるが補綴医はその逆ですぐに歯を削って被せ物で歯の向きを変えようとする。すなわちどちらかに偏ると間違った治療法になることを意味する。

私は最初は補綴医であり外科医でもなく矯正医でもなかったが、長年いろいろな症例を重ねることにより結局は全てができないと良い治療は出来ないという思いから今では全ての分野の治療をおこなうことになった。そしてインプラント治療や矯正治療が主体になったのには訳がある。歯を削らないで最も効率よく長持ちが出来る治療を考えると歯並びは矯正、欠損はインプラントで被せ物はアレルギーのないジルコニア修復で治して行けば義歯のいらない長期経過のよい口腔内環境になるという結論に達した。そしてこのブログのタイトル『究極の歯科医療を目指す』ことになった。

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2007.06.21 [ 星野個人の話 ]

ワイヤーレス矯正の原稿作り

今日は定休日でした。昼間は毎週木曜お決まりの1歳の娘との近所の公園の散歩である。先週の木曜日に公園を散歩していて８羽のカルガモ親子に遭遇し目の前まで近寄ってきたことから今日もどこかにいるはずだと探してみた。残念なことに３羽になっていた。毎年生まれたては７～８羽いるのが数週間で２~３羽になってしまう。自然界は厳しくカラスに狙われたり病気になったりで強いものだけが生き残る弱肉強食の世界。歯科の世界も同じである。上半期の歯科医院の倒産件数が過去最高の２０数件だったそうだ。

入梅したにもかかわらずこの好天はやはり異常気象で７，８月の気温は４０度を越し、水不足にでもなったら歯科医院は営業できないのでさらに倒産件数がふえてしまうかも。

昼は自然食バイキング『はーべすと』で食事

夕飯はまたしても２週連続で私が作ることになった。今日のメニューも素材で勝負で切って焼いて終わり。野菜と魚中心のメニュー

枝豆
キャベツと水菜とカニカマのサラダ
豆腐の味噌汁
トマトとモッツァーレチーズとたまねぎとオリーブオイル和え
焼き鳥（生協）
いわしの丸干し
カツオのたたき

夕食後はメール相談の返信。

６月末がワイヤーレス矯正の原稿の締め切りなので原稿作りに着手。発刊は９月で『始めて、学んで、MTM』という歯科雑誌としてデンタルダイヤモンド社から出版されるようだ。

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2007.06.19 [ インプラント症例 ]

インプラントオペ2件

今日は午前中は篠山先生、午後は私のインプラントオペがおこなわれた。
午後からの患者さんはご近所の病院の院長の奥様。長年、部分入れ歯で苦労をされた患者さんである。CTレントゲン撮影により骨の高さが少ないことは事前にわかっていた。左上４，５，６，７の4本連続欠損に対して3本のインプラントとソケットリフト法の併用で対処することにした。上顎の骨の高さが4~5mmの場合はこの方法で5mmぐらいの骨の高さを増やしながら同時にインプラントを入れることを可能にする方法である。

今日のインプラントオペデータ

左上4番　直径４．１mm×１０㎜SP　ITIストローマン インプラント植立
左上5番　直径4.8mm×８mmSP　ITIストローマン インプラント植立
ソケットリフトにより3mmの骨の増骨をおこなう

左上７番　直径4.8mm×１０㎜SP　ITIストローマン インプラント植立
ソケットリフトにより5mmの骨の増骨をおこなう

初期固定は良好
骨質は柔らかく3~4度
切開法
オペ時間40分間
最終的には3本のインプラントによる4本のインプラントブリッジ予定である

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2007.06.18 [ インプラント症例 ]

インプラント相談２件＋オペ１件

今日はインプラント相談の患者さんが２件あった。一人目の患者さんは私がおこなったインプラント患者さんの奥様である。その当時は、コーヌスタイプの義歯が主流だったようで、夫婦揃って似たような義歯が口の中に装着されていた。コーヌスタイプの義歯とは、欠損部に近い歯を全周削り円柱形の金冠を被せその上から義歯を装着するタイプである。健康な歯を削ってしまうことや歯周病や虫歯になりやすくなることから、私は過去に２~３ケースしか行ったことがない。この場合は欠損部にインプラントを植立して金冠には削りなおして被せ物をする必要性がある。すなわち非常に無駄な治療をすることになる。欠損部ができた時に、すぐにそのままインプラントを入れていれば何も問題は生じなかったはずだ。

２件目の患者さんは２~３年前に私が下顎の右側に３本のインプラントを植立下患者さんで、その後、近所の歯科医院で左側の治療をしたら左側は義歯を勧められたそうだ。そこの歯科医院ではインプラントは難しいということらしい。CT検査をおこない、シュミレーションをしたところ、歯の根の先に大きな膿ができていたので、こちらの歯は抜歯してから２～３ヶ月待つことで問題なくインプラント植立ができるようだった。

インプラント治療を行う上で一番大事なことは検査と診断であり、植立の技術である。正しい計画の上でおこなえば大きな問題にはならないはずだ。インプラントの植立に関してはどんなに経験があっても決して油断してはいけないと、ここ最近強く思う。

午前中には今回で５回目ぐらいであろうか？インプラント治療の大ベテランの患者様である。つい最近以前に他の歯科医院でおこなった前歯のブリッジが外れて壊れてしまい、欠損部にはインプラントでブリッジの土台は被せしを計画した。

本日のオペデータ
右下１番　直径３．５mm×9.5mmアンキロス インプラント植立
切開法
骨質3度
治癒期間2ヶ月
オペ時間15分以内

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2007.06.17 [ 講演会・研修会情報 ]

アンキロスインプラントアドバンスコース出席

今日は朝の８時に起きて半年間に使用したアンキロスインプラントの疑問点についてレポートにまとめ今回のセミナーに出席した。インプラントそれぞれに特徴が存在し今までのインプラントシステムにない問題点が山積する時期でもありちょうどいいタイミングでのセミナー受講となった。

いま日本にある３０種のインプラントの中でも最も日本人に適したインプラントだと考えている。その理由としては通常４㎜前後のインプラント体をメインとしたシステムがほとんどである中、このインプラントは唯一直径３．５mmインプラントをメインとしたシステムであることから日本人のような顎の骨の薄いケースに適している。

そして私が最も信頼しているITIストローマン インプラントのSLAよりも優れたインプラント表面構造のcell pulasを有していることで安心して使用することができる。

審美面ではプラットフォームスイッチ構造体であるために前歯の連続欠損に対しても歯間乳頭の回復が他のシステムより容易である。

上部構造体にいろいろなバリエーションがありどんなケースに対しても対処できる。

審美もよくて細くても良くて骨とのつきも良いインプラントはアンキロスインプラントしかない。

更に１５Nという弱いトルク値でアバットメントが連結でき緩まない構造であることもメリットである。

初期固定もITIストローマンやブローネマルクよりも強固である。

今日受講されていた先生方も他のインプラントシステムの欠点を知り、乗換え組みであることはいうまでもない。

そしてノーベルバイオケア社のような広告重視の誘蛾灯方式の会社体質ではなく、実力で正当に勝負するデンツプライ三金は将来性は最も有望である。しかし、ＭACが優れていてもWINDOWSに負けたことから消費者である歯科医師を見方に出来るかが問題である。

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