予防・矯正・審美・インプラントブログ-星野歯科駒沢クリニック

★究極の歯科治療を目指して★
患者さんや歯科関係者のために多くの歯科情報を公開していこうと思います！
皆様が特に関心のある予防、インプラント治療、矯正治療、審美歯科治療、ホワイトニング、メタルフリー治療について色々な情報を正しくお伝えできたらと考えています。
一度治療したらそれ以上悪くならない治療・虫歯や歯周病を発生させない治療を目指しています。
そして、このブログが患者様の治療に役立てたら最高だと思います。それと多くのコメントをお待ちしています。
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2010.06.30 [ 矯正治療最新情報 ]

Incognito Lingul タイポドント２日間コース受講

さて、今日の私は早朝より大阪入りで３週間連続のセミナー受講である。今日は最新の舌側矯正Incognito systemについて２日間コースで勉強中である。リンガル矯正のセミナーもこれで３回目となる。竹元先生やＤｒフィリオンのstbに変わるシステムとみて注目していた。２年前からドイツのケルンでその存在は知っていたがやっと日本でも本格的にリンガル矯正ができる状況となった。インビザラインでは少し無理があるような症例でもワイヤー矯正のメリットと舌側の見えない矯正のこのシステムならある程度こなせそうだ。

このシステムは２００２年から行われ国内では数年前から存在しているがオームコジャパンから３Ｍへ買収があり昨年ぐらいから３Ｍ社が力を入れ始めたようだ。国内では現在１０００症例という実績だ。

舌側矯正は矯正治療の中でも少し異色の分野であり歯科医師側からすればやりずらい治療である。小さな装置に見えずらい裏の装置。しかし、これを逆に売りにしている歯科医院もあるほどで需要はあるけれどなかなか手を出せないといったところだろう。

このシステムの特徴は歯に装着する舌側用のブラケット装置がすべてオーダーメイドであることやワイヤーを曲げなくてもいいという特徴をもつ。
しかし、舌側矯正はラビアル（唇側）矯正とはいろいろな力点が違い歯の動かし方は特殊である。

金合金のブラケットは歯の模型のレーザースキャンにより取り込まれ、セレックやセルコン、ラバと同じようにＰＣ画面上で歯の表面につけるブラケットをデザインしワックスプリンターで加工する。それを鋳造してハンドメイドで仕上げて作られる。最近のＣＡＤ／ＣＡＭ技術が応用されている一例だ。

特にワイヤーベントがロボットによりおこなわれ正確にカスタムメイドのアーチフォームが再現されていることには驚きだ。

私のクリニックでは見えない矯正装置は非常に需要がありさらに治療のバリエーションが増して最強となるだろう。舌則でも頬側でもマウスピース型でもアンカーインプラントでも何でもござる。デンタルインプラントもあるし補綴バリエーションもあるので治せない症例はほぼなくなる。

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2010.06.28 [ インプラント症例 ]

今年６４回目のインプラントオペ

本日は今年６４回目のインプラントオペが篠山先生執刀で行われた。

オペデータ
右下６番直径4.8mm×８mmSP ストローマンインプラント使用
左下５番直径4.1mm×８mmSP ストローマンインプラント使用
左下６番直径4.8mm×８mmSP ストローマンインプラント使用

今年の通算１３４、１３５、１３６本目のインプラント植立となった。

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2010.06.27 [ 金属アレルギー ]

チタンに変わるインプラント導入

いよいよ、私のクリニックではストローマンインプラントの最新インプラントであるRoxolid（チタン・ジルコニア合金）の運用開始。来月から金属アレルギーの患者さまとインプラントブリッジの症例で骨の薄いケース、そして審美症例においてはＢｏｎｅ　レベルのナロータイプを使用予定だ。このインプラントの強度は純チタン製の１．５倍で生体親和性はチタンよりも優れる。
国内では当然のことながら認可がとれていなので手に入るのは国内では数か所の限られた歯科医院となる。

それ以外ではチタンの全く含まれないジルコニア製インプラントについてもＨＰに公開する予定だ。すでに数症例おこないよい結果を得ている。

インプラント治療は新時代へ突入である。

私のクリニックではメタルフリーを前面に押し出した治療をしていることもあり金属アレルギーの患者さまがいらっしゃるので体から金属を徹底して除去していくと現在チタン製のインプラントに対してもさらに安全なものに変える必要性がある。

メタル治療を公然と行っている歯科医院では導入する意味は全くないだろう。歯の詰め物をすべてメタルフリーにしていかなくては一部メタルフリーにしても意味をなさない。

そうでないとこのような通常のインプラントの倍ぐらいのコストがかかるインプラントを導入する意味は全くない。

そしてスペシャルなインプラントは症例選択が重要なカギとなってくる。

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2010.06.25 [ 星野個人の話 ]

歯界展望　７月号に記事が掲載されます

５月に執筆の依頼があり、今年３月に行われたバルセロナのフリアデントワールドシンポジウムに対するコメントが『歯界展望』７月号に掲載されます。

記事内容は→こちら

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2010.06.24 [ 講演会・研修会情報 ]

Dr. Frank Bogdanセミナーに参加　２日コース

先週に引き続き私は３週間連続の研修会参加である。本日はオームコジャパン主催の矯正Dr. Frank Bogdanセミナーに参加である。私のクリニックで主に使用しているデーモンブラケットを使用したさまざまなケースを提示していただいて臨床の大きなヒントを頂いた。これでデーモンブラケットを扱う世界的なドクターや国内のドクターのセミナーはほぼ制覇した。すべてに共通するのは筋肉が歯を動かすということである。一昔前の矯正治療はワイヤーが歯を動かすというのが主流であった。それゆえにワイヤーとブラケットをしっかりと結さつするのがよいとされていた。今の考え方は、全く逆である。ワイヤーとブラケットには大きな遊びがあることが重要で弱い力で舌や口腔周囲の筋肉の力を利用して最も口の中でバランスの良い位置に歯が動かす。この期間特に最初のレベリングの第１フェーズでは重要である。

筋肉の力は私たちが考えるよりも遥かに強い。咬む力のコントロールも重要である。バイトターボによる咬合圧の解除もキーとなる。歯の周囲にかかる３次元的な力をすべて解除してしまえば歯は簡単に動くということだろう。

歯がしっくりと口の中で安定しておさまる位置は舌の歯を押す力と口輪筋の歯をすぼめる力と上下で接触する咬合のバランスのよい中間点である。このバランスのよい位置に歯をゆっくりと非常に弱いワイヤーの力で誘導していくと歯の周りの骨もある程度誘導されていくということである。

この原理はインプラント治療でも利用されている。その一例として部分矯正治療による歯の挺出エキストルージョンや過骨延長術があてはまる。

このことを念頭にいれながら矯正治療をすると矯正治療は格段におもしろくなる。ワイヤー矯正ではこのような動かし方ができるがマウスピース矯正では難しいということになる。

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2010.06.23 [ ジルコニアオールセラミッククラウン ]

ジルコニアとｅ－ｍａｘを使う意味とは？

私の治療方針で私のクリニックではメタルフリー治療を徹底させている。メタルは錆びることは誰もがしることである。食事をするときにスーパーで私は新鮮な肉や魚を選ぶ際には国産かどうか養殖かどうかなどを気にしながら選ぶようにしている。食の安全性を考えるのは食料品に添加物が混入しているかのしれないからだ。食にはそれだけこだわっても自分の口の中の歯に詰められている金属については何も無関心というのはおかしなこと。その金属が有害だとしたら食よりも毎日使う歯の材質を変えるべきだろう。日本の国民の知識レベルはそういう意味では相当に低い。そして、国会議員が定数是正や所得を減らさないのと同じように歯科医師は自分の家族にはそのような金属を口腔内に装着することを嫌がり金属の錆＝金属アレルギーについて口に出すのはタブーとしている。ここを否定すればすべての自分の治療は失敗ということになるからだ。

金属に置き換わる治療はジルコニア、セラミック、ｅ－ｍａｘ、ハイブリッドなどしかない。私は今現在は歯冠修復物ではほぼ１００％ちかくこれを使っている。保険治療のパラジウム合金はここ数年購入したこともないので一切しようしていない。

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2010.06.21 [ インプラント症例 ]

今年６３回目のインプラントオペ

本日のインプラントオペは計４本の植立。

左下５，６，７部の欠損の回復と右上６番の欠損の回復が目的である。左下は手前の方が骨の厚みが薄く高さがあるが奥にいくに従って骨の厚みは増すが高さがなくなるような症例であった。久しぶりの静脈鎮静法併用でのオペ。患者さまは最初緊張されていたが終わったあとのコメントは『ほとんど眠った状態で記憶がない』ということで楽だったようだ。

左下　５番直径　３．３㎜×８㎜　ＮＮＩ　
左下　６番直径　４．１㎜×８㎜　ＳＰ
左下　７番直径　４．８㎜×８㎜　ＳＰ

右上は骨の高さが３�弱というＣＴのデータではあったが実際には一部分口蓋側は６�頬側は３�ということだった。ピエゾ２を借りてのオペであった。側方からサイナスウィンドーをすべてピエゾのチップで開けてみたがピエゾ１と比較すると早く骨が削れるが思ったほどでない。自分でラウンドバーで削った方がよっぽど効率的だ。

右上６番　直径４．８㎜×１０㎜　ＳＰ

今年１３０，１３１，１３２，１３３本目のインプラント植立となった。

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2010.06.20 [ 星野個人の話 ]

iPad にハマる毎日

しばらく軽い話題でいきます。持運び軽々。しばらくハマリそうです。まぁー使ってみないとこの感覚はわからないでしょうね。

歯科もこれくらい軽快に変化できればいいですが無理ですね。終わってる(笑)

歯科はもう世界レベルとは5年以上はなれているし日本国民の所得も年々低下してよい治療を受ける余裕もなくなっている。歯科の未来は終わっている。

保険治療に頼る国民は終っている。歯科医師も自分の利益のために適当な治療を選択するしかない。（わたしはしないけど）

そういう状況になれば私は辞める覚悟はいつでもできている。

理想治療が世の中で認められないならいつでも辞める。

保険治療で甘んじるなら私の存在は無意味だろう。

結局は国の政策がかわらなければ何も変えることができない。

今日は愚痴で終わります。

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2010.06.20 [ 講演会・研修会情報 ]

最新　根管治療セミナー２日目

私がこのセミナーを受講したのは以前から自分の根管治療に問題がないのか確認するためであった。そしてインプラント治療の前に必ず行う治療がこの治療であるため、根管治療の成功率が高くなれば歯を抜かずに治療を完了させることができるからだ。患者さまのほとんどの方はできることなら歯を抜歯したくないのは当たり前のことでなるべく歯を保存してほしいと考えている。最善をつくりたけどどうしようもなかったら抜く。

私の目指している究極治療はすべての分野のレベルｕｐでありひとつの分野だけということではない。しかし、歯科医院の得意分野ということでインプラントや矯正治療に力をいれている。

根管治療はしっかり治療をするなら時間をかけて根管内の感染部位を徹底してクリーンにしなければいけない。そして歯の中の構造は非常に複雑であり口腔内の唾液にさらされる汚い環境を排除する必要があるそのためにはラバーダム防湿、拡大鏡、滅菌ファイルの使用が必要である。これらの器具を使用するには時間とコストがかかるため、現在の保険治療においては根幹治療は歯科医師とっては赤字覚悟の治療である。世界の治療費の比較をしても日本はダントツに低い。

しっかりと患者さまに良い治療を提供するためには専門医レベルの治療をするなら保険制度ではできない。

本当に国内の治療環境はよくない。
保険制度の枠がある限り国民にいい治療をすることは無理なのだ。

いろいろな分野のセミナーを受講してきたが保険制度の枠の中でのセミナーは１つもない。すべて自費治療でなければできない。これが現実である。そして海外からの新しい器具も厚生労働省の問題で全く入ってこない鎖国状態である。

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2010.06.19 [ 未分類 ]

エンドセミナーに参加

本日は医科歯科大学の卒後セミナーに参加した。久しぶりの基礎系セミナー参加である。歯科医師は常に勉強が必要である。開業して15年が経過すると古い治療を捨てなくてはいけない時期がくる。私の中で最も古い技術を本日は捨てるきっかけとなった。

それと何でもかんでもインプラント治療というのは問題あり。これは前からわかっていたこと。自分の歯を残す治療を選択した方が当然のことながら患者様は喜ぶ。

歯科医師本来の在り方を見直す良いきっかけとなった。

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