予防・矯正・審美・インプラントブログ-星野歯科駒沢クリニック

★究極の歯科治療を目指して★
患者さんや歯科関係者のために多くの歯科情報を公開していこうと思います！
皆様が特に関心のある予防、インプラント治療、矯正治療、審美歯科治療、ホワイトニング、メタルフリー治療について色々な情報を正しくお伝えできたらと考えています。
一度治療したらそれ以上悪くならない治療・虫歯や歯周病を発生させない治療を目指しています。
そして、このブログが患者様の治療に役立てたら最高だと思います。それと多くのコメントをお待ちしています。
治療に対する質問は直接メール相談できるコーナーがございますので左側の『歯科治療プライベート相談』から院長　星野と直接相談を行うことが出来ますのでどうぞご利用ください。返事は２～３日中には必ず返事を出します。

東京都世田谷区駒沢１－３－１７
星野歯科駒沢クリニック
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2009.07.29 [ インプラント症例 ]

抜歯即時埋入８本のインプラントオペ

本日の午後は一人の患者のオペのみとなった。歯周病が相当に進行して上顎のほとんどの歯は簡単に抜けるような状況であった。健康な右上の１，２，３番の３本だけを残して右上４，５，６、左上１，２，３，４，５、右下５の９本を抜歯したと同時に８本のインプラントを麻酔医のもと静脈鎮静法をおこないながら植立した。右上は抜歯直後に約６㎜ほど残った骨に長さ１０㎜の３本のインプラントを次から次へと少し骨を持ち上げながら入れて行った。いわゆるソケットリフト法である。左側は１番目、３番目、５番目という位置に３本をいれる。本来は６番目にもインプラントをいれたいケースではあったが骨が２～３㎜とうすかったので５番目を少し傾斜させて避けるようにして植立した。下顎の部分は２本をいれるが前方部は骨の吸収が激しく予定していたサイズよりいくらか短めで太めのインプラントを使用してなんとか入れる。これだけのオペも麻酔医の先生がすべての麻酔を終えるのに約２０分間、私にバトンタッチしてから１００分間の合計２時間である。相当に早いと思う。

本日のオペデータ

右上４番　直径４．８㎜×１０㎜ＳＰ　ストローマンインプラント
抜歯即時＋ソケットリフト＋ＧＢＲ
右上５番　直径４．８㎜×１０㎜ＳＰ　ストローマンインプラント
抜歯即時＋ソケットリフト
右上６番　直径４．８㎜×１０㎜ＳＰ　ストローマンインプラント
抜歯即時＋ソケットリフト
左上１番　直径４．１㎜×１２㎜ SP ストローマンインプラント
抜歯即時
左上３番　直径４．１㎜×１２㎜ SP ストローマンインプラント
抜歯即時
左上５番　直径４．１㎜×１４㎜ SP ストローマンインプラント
抜歯即時＋遠心傾斜埋入
左下５番　直径４．８㎜×　８㎜ SP ストローマンインプラント
抜歯即時
左下６番　直径４．８㎜×１０㎜ SP ストローマンインプラント

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2009.07.28 [ 星野個人の話 ]

オペ１件など

本日は奈良県よりインプラント相談にいらした方。１時間半の時間をとって、各種検査後にCT撮影をおこない詳しく説明をおこなったところ、大変喜ばれて帰宅された。歯の隙間が気になり矯正の相談の方、前歯の古い差し歯を新しいものへ好感されたい方など３名の新規の患者様が来院された。今月の後半からは審美相談が増えてきた。

インプラントオペは昨日に続いて１件。ごく簡単なケースでブログに載せる必要はないようなケース。いよいよ、あさってから１階部分の改装工事がはじまるのでしばらく１階の工事の音が２階に響くことになりそうだ。９月の初旬には完成して星野歯科は少し大きくなる予定である。

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2009.07.26 [ 患者さんとの話 ]

無事講演会終了

本日は午後からメディア(株)主催の講演会。経営セミナーということでインプラント関係の講演よりは遥かの気が楽だった。講演会で気になるのは参加している歯科医師の先生の顔ぶれと人数である。最大３００人規模の中で経験しているので８０人程度なら問題なし。慣れてくると人数が多いほど燃えてくる。講演会までの準備は人数に関係なく時間がかかるのでせっかくなら多くの方に聞いていただきたいと思うようになった。今回はドクターと歯科衛生士のsetでいらしたいる方が多数ということで歯科衛生士が聞いても面白い内容になるように心掛けた。

多くのドクターや歯科衛生士が興味をもっているのは星野歯科がなぜこのように自由診療でやっていけるのかということに尽きるのではないだろうか。

講演終了後にも多くのドクターや歯科衛生士から質問を受けた。歯科医院の在り方は千差万別であり決まりというのは存在しない。私流の治療についての実際を隠さず話しただけである。多くの歯科医師の参考になればいいと思う。

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2009.07.25 [ 星野個人の話 ]

講演会準備

昨日より日曜日の講演会準備をしている。今回の演題は歯科医院の経営セミナーなので日頃の診療のことをそのまま興味を持たれている先生方にわかりやすく話をするだけである。私はあまり話上手じゃないのでこの類のセミナーは少し不向きかもしれないが言いたいことが受講者に伝わればいいと思う。

それでもPOWER POINT での製作は時間がかかるものだ。院内の写真を撮ったり加工してペーストしたりと案外大変である。

日頃お世話になっているメディア（株）の方のためにも良い講演ができたらと思う。

昨日から本日にかけて上海、静岡とかなり遠方から通院をご希望される新規の患者様が数名。かなり忙しい毎日となっているがうまくすべてが回っていると思う。

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2009.07.22 [ 患者さんとの話 ]

一時帰国のメインテナンス・米国の評判

本日は海外組一時帰国の患者様４名の治療が入った。アメリカから一時帰国の方が２名、２年ぶりにニューヨークからの帰国が１名、スイスなど海外にいつもいらっしゃる方の合計４名。
アメリカの歯科医師の評価はあまりよくない。他の国から帰国される方も口を揃えて言うことは『意志の疎通がうまくいかないことが多い』。特にアメリカ組は評判がよくない。その理由として専門医制度があるからだろう。日本では虫歯、歯周病、根の治療、抜歯、などほとんどの歯科分野の治療をひとりの先生が行うのが常識である。しかし、専門医制度が発達している海外では自分の専門分野以外は全く治療をしようとしないしできない。そういうこともあり、何でもない歯を抜歯してみたり、簡単な治療でも高額治療を要求する場合がある。また、アメリカでは訴訟が非常に多いので失敗を恐れて訴訟にならないように抜歯をすることになる。

国内も専門医制度を充実させようとインプラント学会のメンバーは考えているようだが全く無意味である。日本の専門医でまともなのは矯正医だけだろう。インプラントの場合は症例発表と数時間の講義を聴くことなどある程度の時間と学会参加の費用を負担すれば成れる。私のクリニックでは歯科衛生士がインプラント認定衛生士４人、私を含めて専門医ドクターはひとりもいない。専門医のいないクリニックにおいても専門衛生士４人を生みだすことが出来る。お金と症例さえ提示できれば技量は関係ない。本来は技術が評価されてそのような資格を得てそれに対して特別な報酬があるべきだろう。いまのインプラント学会は単なるお金集めで何か政治的な力を感じる。

このような専門医を作るよりも診断力の高い臨床経験の高いドクターを育てた方が日本国民のためになるはずだ。

日本の研修会をおこなうほとんどの主催者は歯科材料のメーカーやディーラーである。今の国内は最終的にはお金絡みである。メーカーのいいなりに研修会や講習会で講師が歯科医師や歯科衛生士に頼んで販売したいもののよさをアピールしてもらう。そして講師を引き受ける歯科医師には知名度をあげるという野心がある。それをメーカーは巧みに利用している。

自分はやはり患者のための治療をしていきたいと思う。
自分のクリニックで自分のしたい治療＝患者様にしてあげたい治療をひたすらするだけで満足である。新しい情報を得るために研修会に参加したり、いろいろな業者とお付き合いする。情報交換するためにいろいろな歯科医師の先生と親睦を深めるのも重要だ。

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2009.07.20 [ 講演会・研修会情報 ]

シンガポールセミナー２日目

昨晩はシンガポールのシーフードレストランに連れて行ってもらった。地元の人も愛用しているらしく非常に込み合っていた。カニ、マテ貝、いか、魚、海老をスパイシーに味付けした中華である。こちらの気候が暑いことから味付けは皆チリ系、コショウ系、にんにく系である。そのあとはラッフルズホテルの有名カクテル、マーライオンをめぐってホテルに帰る。今回は女性の先生はひとりもいなかった。その中でも４０代の先生とかなり親睦を深めることができたと思う。世田谷の同地区の梅田先生、青森の梅原先生、千葉の田中譲二先生、佐藤先生、福岡の鰐石先生たちだ。海外で仲良くなると国内でも良い付き合いが出来る傾向がある。時期的にはそろそろ大御所たちには引退してもらってわれわれが出る番なのであろう。

さて、２日目は実習が中心となった。久しぶりの豚のあごの骨を使った実習で特注な骨ブロック採取の技術と薄い骨を厚くする技術の習得が中心であった。似たような器具はいろいろな会社から販売されてきたがなかなかの優れものであった。

研修が終わり、よる２３：４０発～翌朝７：３０到着の便に乗り込んで帰国した。

ここ最近インプラントのセミナーに面白いものがなかったが３日という短い期間であったがなかなかのセミナーであった。

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2009.07.19 [ 講演会・研修会情報 ]

シンガポールインプラント感染セミナー初日

朝から２０名ほどの先生方とセミナー会場に移動する。昨日、登場のDr.ラングがほとんどのセミナーをおこなう。

要点としては
インプラント治療を行う前には必ず歯周病治療を先行させて行うことが望ましい。口腔内の総合細菌数を減らすことはインプラントの成功率に影響をするということ。また定期的なメインテナンスをおこなうことで最近の増加を抑制することも重要である。ごく当り前のことであるが案外できていないと思う。

毎回のリコール時においてプロービング検査（歯周ポケット検査）から歯茎の溝の深さと出血があるかを確認し、膿が出るような場合はレントゲンを撮影し周囲骨が溶けていないかを確認する。

この際にクロルヘキシジンの洗口やプラークアウトジェルの塗布さらには特殊な抗生物質の局所投与が有効であることを示した。このような内容は相当に昔から言われていることだが残念ながら国内未認可のこのような薬剤をしようするには独自に個人輸入するしかないのだ。わかっていてもなかなか使えないのが現状だ。

また、インプラントが感染しインプラント周囲の骨が溶けた場合は感染したインプラント表面をうまく処理することが出来ればかなりの確率で再骨結合がおこることも言われた。特にストローマンインプラント（SLA)については高い成績で再生がおこなえるということだった。すなわち、ストローマンインプラントを使用していればインプラント周囲に感染症が起こった場合に再度フォローupしやすいということでこのようなタイプのインプラントを患者に提供することは意味があると思う。

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2009.07.18 [ 星野個人の話 ]

シンガポール移動日

シンガポールは３月のドイツケルンのあと、今年の第２弾の海外研修である。今回で３度目の海外研修である。わざわざ、この地を選ぶには業者側と講師の先生方の裏事情があるようだ。飛行機で成田から６時間、時差はわずかに１時間でヨーロッパにいくよりは遥かに楽である。憧れの最新鋭機シンガポール航空のA380(世界で一番大きな２階建て旅客機）での移動は快適そのもの。しかし、現地に到着してからは湿度の高さとホテルの冷房に体力が消耗する。外と中の気温差と湿度差が半端じゃない！

夜はお決まりのウエルカムパーティーである。今回のセミナーは若手中心ということだったが半分の先生は大ベテランばかりだった。
４２歳の私が若手ということらしい。久しぶりにDr.ラングとも再会した。私が２９才のときにベルン大学に行った時に初めて会ってから１３年も経過していた。彼もベルン大学を退いてから現在は香港大学のインプラント科の教授という肩書に変わっていた。彼の得意な分野はストローマンインプラントで使用されているCIST分類（インプラント感染症の対処法）についてである。確か数年前にも大阪で同じようなメンバーで同じような講義を聞いたことを思い出した。

インプラントの感染症については多くのインプラントメーカーがあまり触れたくない内容である。インプラントメーカーやディーラーはインプラントを売り込むことが仕事だからだ。不利になるようなことは言わない。

現実にはいろいろな問題があるのでうまく付き合っていかなければ長期的経過をよくすることはできない。このような内容の講演を行える環境にあるのは限られた先生たちである。そのインプラントメーカーの専属講師ともなれば全く不利になることは言わないだろう。

私はすべてのデータを常に公開していて、１００％の成功はあり得ないということを言い続けている。インプラント治療はうまく活用すればとてもいいが間違った使い方をされると思った結果を生まないこともある。

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2009.07.17 [ 伝えたいこと ]

１８日～２１日までシンガポールインプラント研修会

本日より私、星野は２１日までシンガポールのシャングリラホテルでインプラントの感染に対しての講演にいく。クリニックは通常通り診療はある。今までのインプラント関係の研修会では新しい技術や有名ドクターのオペ見学などがメインでありインプラントのトラブルに関することだけの研修会というのは初めてである。数多くのインプラントを手がけるとその中に必ず経過不良の症例というのは存在していくるものだ。これからのインプラント業界ではこの経過症例に対してどのような方法でフォローアップすればいいのかを考えて行く必要性があると思う。とても興味のある内容でわずか２日の滞在ではあるが楽しみである。

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2009.07.17 [ インプラント症例 ]

インプラントオペ２件

本日は２件のインプラントオペ、１件のインプラント相談、その他
午前中のインプラントオペは、ブリッジ治療されたあとの歯が問題となり抜歯となったケースである。右上５，６番に対して２本のインプラントを植立した。上顎の奥歯では骨の高さが不足するケースが多く５番で７㎜、６番で４㎜ほどでありソケットリフト法で骨を少し持ち上げてから人工骨といっしょにインプラントを植立した。

午前のインプラントオペデータ

右上５番　直径４．１㎜×８㎜　SP ストローマンインプラント
右上６番　直径４．８㎜×８㎜　SP ストローマンインプラント

ソケットリフト併用

午前の最後には先週、上下に１２本のインプラントを植立された女性の患者様がいらした。さすがに１２本となると通常よりも腫れが大きかったがほぼ回復された。義歯の裏側をソフトタイプのものに取り換えて義歯が使えるようにした。

午後からは矯正治療中の患者様で左上７番の１本欠損に対してのインプラント植立オペである。

午後のインプラントオペデータ

左上７番　直径４．８㎜×１０㎜　SP ストローマンインプラント
ソケットリフト法併用

午後の途中で２週間前に上顎に４本のインプラントオペをされた方も午前中の義歯の患者と同様に義歯の裏にソフトタイプの裏打ちをおこなう。

午後ラストのインプラント希望の患者様とカウンセリングをおこなう。右上４番左上５，６番の３本欠損症例であった。

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