予防・矯正・審美・インプラントブログ-星野歯科駒沢クリニック

★究極の歯科治療を目指して★
患者さんや歯科関係者のために多くの歯科情報を公開していこうと思います！
皆様が特に関心のある予防、インプラント治療、矯正治療、審美歯科治療、ホワイトニング、メタルフリー治療について色々な情報を正しくお伝えできたらと考えています。
一度治療したらそれ以上悪くならない治療・虫歯や歯周病を発生させない治療を目指しています。
そして、このブログが患者様の治療に役立てたら最高だと思います。それと多くのコメントをお待ちしています。
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2011.09.30 [ 星野個人の話 ]

連日のインプラントメーカーが訪問

韓国から帰国してアストロテックジャパン、ノーベルバイオケア社と連日の用に担当がお昼休みに星野歯科へ来る。フェイスブック経由でカムログインプラントの営業マンのお誘いも受ける。このブログやフェイスブックを読んでいるようでいろいろと気になるようだ。アストラテックインプラントがやっとオッセオスピードと呼ばれるインプラント表面構造の販売が決まった。新しいといっても（もうだいぶ前から海外では売られていたもの）が国内の承認を得て、販売となった。アストラテックのインプラントは５年以上前に使用していたことがあるので、気にはしていたが旧タイオブラスタイプのインプラントがあまりに骨と結合しないのでいやになって辞めた経緯がある。それとインプラントフィクスチャーが脆弱で折れる症例が多く国内のユーザーが他社に相当流れていた。

そしてこのアストラテックインプラントはアンキロスインプラントを販売するデンツプライ社に買収され同じグループとなった。このタイミングはアストラテックにとってはあまりいい状況ではないだろう。折角承認が下りたのに親会社が変わってどのような方針で販売するのか迷うところだ。ササキ主導からアストラテック主導へ方向転換しても講師陣は皆、ササキからの息がかかった講師しかいない。そういう悪い状況の中わざわざ私のところに説明にいらしてくれた。今は悪い状況でも数年後にはいい状況になるのがインプラント業界の常識なのでお付き合いはしていきたいと思う。

今回のアストラテックにラインナップされたのは直径５．０㎜のストレートタイプ、直径４．０㎜×６㎜のタイプ、そして本当は直径３．０㎜の下顎前歯用ということだったようだがこれは上部のパーツが販売できず今回は見送りらしい。そして旧３．５㎜のインプラントには回転防止機構が付与され、すべてのインプラントのインターナルのジョイントのねじが細くなりフィクスチャーが肉厚に変更されたのは朗報である。やっと他社メーカーに追いついた感がある。

さて本日はノーベルバイオケア社の担当が訪問してきたが、この会社ではノーベルアクティブインプラントがいまのところ第一人気である。いまだに古臭いタイユナイトではあるが形状と初期固定性は抜群なのでかなり売れているらしい。今年の頭にはだいぶこのタイプを植立してとてもいい感触をえているが、所詮タイユナイト、骨との結合は相変わらず遅い。使い分けが必要だ。

そして昨日はカムログインプラント担当から来月末のカムログインプラントのミーティングのお誘いだったがすでに青森行きが決定しているので残念ながらパス。カムログインプラントは飛ぶ鳥を落とす勢いで大変ことになっている。その理由としてはCERECシステムと相性が抜群によいことから低コストでカスタムアバットメントを作れる点である。また今後はCTのガリレオスと連動でＣＥＲＥＣガイドもできることから人気がある。私がここ数か月間情報収集した結果、インプラントデジタル化への最短距離に位置するのがこれらのシステムで非常に魅力的ではある。しかし、目先だけの餌に飛びつくと痛み目にあう可能性がある。チューブINチューブバットジョイントのカムログインプラントが骨と同レベルに植立されるとマイクロギャップから骨の吸収を招く危険性がある。

どのインプラントシステムが優れるかどうかは時代の流れと共に大きく変わっていく。ＰＣの世界でも同じだろう。私が１５年ぐらい前にＭＡＣを使っていたときは趣味の世界だと言われていた。そしてビジネスではWINDOWSといわれてしょうがなくこちらに乗り換えた。今はＭＡＣの方が優れているからみなＭＡＣに乗り換えている。

目先だけでコロコロ変えていくのはよくないと思う。長期の予後をみて初めてこのインプラントシステムが優れていたと評価するべきであろう。私が使用するストローマンのテッシュレベルインプラントは１５年以上の臨床経験から素晴らしい長期成績があり実際に私のクリニックでもあまりトラブルが起きていない。このようなインプラントシステムが最も患者には喜ばれるインプラントといえよう。新しいボーンレベルタイプは前歯の症例に限れば今までのテッシュレベルインプラントよりは有効であるが臼歯部には従来のテッシュレベルを勧めたい。

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2011.09.30 [ 星野個人の話 ]

9月ラスト！

なんか早いですね！毎日がぎゅっと凝縮して診療、研修、講演そして家族。今年は３月の震災をばねにしてそこから急成長ほんとうに休みは研修と講演につぎ込んだ一年となりました。あと３か月ですがラスト！という掛け声のもと頑張りたいと思います。

さて本日は長野諏訪で開業されている塩原先生、今年の３月までは駒沢でクリニックを切り盛りされていて４月から地元で開業という経歴の先生が見学！とにかくまじめな先生です。いろいろとお話ができてよかったです！

本日のインプラントオペは１件

とにかく怖がりな女性の患者さんでしたが無事１０分以内でオペ終了となり患者様もとても喜んでいました。

オペデータ
フラップレス法
右上６番　直径４．８㎜×８㎜　ストローマンインプラント植立

とにかく怖がりの方でしたので腫れない痛たまない素早いオペを心がけました！！

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2011.09.27 [ 講演会・研修会情報 ]

ＤＩＯ社視察で韓国から帰国

今週、日曜日から今日まで２泊３日の韓国釜山で開催された韓国インプラントメーカーのＤＩＯ社にデンツプライ社スタッフとともに視察に参加してきた。ＤＩＯ社は韓国インプラントメーカーの中でも１０年間右肩上がりで成長をしているトップ企業である。自社の工場を持ち、研究開発生産をすべて自社で行い徹底した品質管理がされていた。デンツプライ社は現在この会社の株の２０％を取得しさらに５０％ほどまでとしてパートナーシップとなるそうだ。

品質のよい安価なインプラントを開発し世に送り出すというのがこの会社のコンセプトらしい。さまざまな形状のインプラントを開発しストローマン、ブローネマルク、アストラインプラントとアバットメント連結部は互換性を持たしている。表面構造はＳＢＭと独自のリン酸カルシウム（βTCP:HA=6:4)でブラスティングされたものやマグネシウムコーティングといった独自のコーティングをうまく組み合わせどのような症例にも対応できるようにしている。細い径のインプラントはアンキロスインプラントに類似し、太くて短いものはバイコンインプラントに類似している。またノーベルアクティブのような形状のものもラインナップされている。

すなわち、あらゆるメーカーの良い点をうまく取り入れて自社独自のインプラント表面構造と組み合わせ、世界的に最も使用頻度の高い３つのメーカーとも互換性を持たせている。そして安価としている点がすばらしい。

また、光学スキャナーとの組み合わせで３Ｍ社のＳＬＡモデルに類似したシステムで自社のＣＡＤ／ＣＡＭでエポキシ樹脂製の模型を３０００円程度で製造し咬合器にマウントした作業用模型をラボに送ることも可能となっている。このビジネスモデルならば光学印象スキャナーだけを購入すれば印象材、バイト材、石膏などコストや補綴精度を狂わす要素がすべてなくなり、技工士も無駄な作業時間を減らし効率よく補綴を製造することができるようになるだろう。

日本国内ではこのような一連の治療ができるシステムはいまのところなく来年の頭ぐらいにCERECでは行えるようになるぐらいだろうか。

このようなインプラントシステムが日本人のドクターに受け入れられるかは定かではないが、今後はこのようなインプラントメーカーが増えていくことが予想される。

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2011.09.25 [ 星野個人の話 ]

フェイスブック

フェイスブックをはじめて６か月ぐらいだろうか？自分の友達も１２０名ほどでクリニックのページも２６００名を超えてきた。数が増えるとどこまで書いていいものか本当に迷ってしまう。記事お投稿するメンバーというのは面白いことにいつも同じ人である。その人たちを傍観しているのが最近の私である。友達の人数が少ないころならば何を書いてもあまり影響もなく楽しかったが今は下手なことは書けなくなってしまった。友達に歯科医師、昔の友達、患者さん、親戚などで全員に共通の話題は提供しずらい。

またクリニックのページも数だけ増えてどうしようかと思うが無難なことしか書けない。結局はこのブログに戻って書いた方がいい感じだ。

それとフェイスブック・ツイッター・ブログという媒体で多くの方がいろいろと情報発信をするようになり、新しい情報もあっという間に伝達するようになったと思う。便利な世の中になった反面、あまりに安易に書き込みをすると後で痛い目にあうということも経験するようになった。文章力がないと違う解釈をされてしまうこともある。

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2011.09.24 [ インプラント症例 ]

インプラントオペ３件

本日はトリプルインプラントオペ。私は２件、篠山先生は１件。
通常は１日に２件までとしているが私の研修会や講演会などいろいろ土曜日と重なりなんとかスタッフにお願いしてオペを入れてもらった。明日からも韓国の釜山へ新しい韓国インプラントの視察に同行することになっている。

今日のオペ２件はともに単独のストローマンインプラントの植立という簡単なもの。８月からニュースの影響だろうか大きなオペが減り単独植立がほとんどである。

オペの合間はほとんどが矯正の患者さんばかりだ。インコグニト舌側矯正２件、ｓｔｂリンガル１件、インビザライン１件、デーモン矯正１件といった感じでほぼ矯正専門医のような状況である。

そして最後の患者さんは６時半から始まったインプラントフルマウスケースのカウンセリングはなんと９０分間しゃべり続けて時計をみたら８時になっていた。ちょっと頑張りすぎたかな！患者さんも怖い⇔何とか咬めるようになりたい　という気持ちでいっぱいのご様子で気持ちはよくわかったが、私の方はこの患者さんに咬める喜びを取り戻してあげたいという一心でいっぱいだった。

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2011.09.21 [ 星野個人の話 ]

台風で首都圏混乱

今日は台風１５号の影響で治療のキャンセルが続出した。全患者の2/3の方から電話がかかり予約変更となった。その間を利用して私は自分のたまっていた仕事を淡々とこなしていった。インプラント治療を予定している患者さんのインプラント治療計画、シュミレーション、インビザラインのクリンチェック、CERECでのインレー、インプラント上部構造クラウンの製作、アクアシステムの模型作り、来月の講演会の資料作りなど。やることはいくらでもあるのでこのようなキャンセルは貴重である。

それにしてもひどい暴風雨でスタッフが全員帰れたのは夜の９：３０ぐらいでそれまでは電車は止まり、タクシーは満車の状態が続いた。３月の震災を全員が経験しているのでそれほど慌てず、台風一過後はすぐに交通が復旧することがわかっていた。

横浜の自宅近くのケヤキが倒れそうになっていて警備員が注意していたのが印象深く、自宅の庭はどこからか飛んできた木の板が散乱し、植木が倒れ、非常食をいれたプラスチックの箱のふたがもげ、物干しが転倒し、私の背丈ほどの木が傾いていた。

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2011.09.19 [ 星野個人の話 ]

日本口腔インプラント学会に出席して

歯科の世界で最も会員数が多いのが日本口腔インプラント学会である。今年で１２０００人もの会員がいるそうだ。私が１０年以上前に入会したときはわずか３０００人であったが専門医制度に移行した５年ぐらいまえから急激に会員数を増やしている。今回の学会で最も会員が多く集まったのが専門医のための講座である。内容は至って平凡な基本的な内容で得るものはほとんどなく普通にインプラント治療していれば当たり前のことを再確認するような内容であった。そのような内容にこれだけの会員が集結するのには専門医の必須講習会になっていてこれを受けていかないと専門医になることも専門医を継続することもできないからである。大学の卒業のための単位をとるようなものである。

正直、わざわざ診療をつぶして聞くのは無駄だと感じたが仕方ない。そして次の日の朝の名古屋放送のＮＨＫでは朝の６時から９時ぐらいまでの間のニュースで３回もこのインプラント学会のことを取り上げられていた。ここにも政治力が働いていると感じだ。世の中のインプラント治療の質が落ちて、さまざまなトラブルが生じていて、このインプラント学会で再発防止のためのルール作りをしているといった内容だった。

２日目からは本格的な学会でさまざな部屋で学会発表、海外の先生の講演、ＣＴ各社のプレゼン、機械の展示などがされていた。

私は迷わず海外の先生の講演を聞き、ランチョンセミナーはＣＧＦ，午後からは１０社によるＣＴ製品の紹介プレゼンを聞いて製品ブースに立ち寄る。
これも星野歯科のＣＴで高額な修理費をメーカーから請求されているためでアフターのよい製品に乗り換えを考えているからだ。

３日目は午前中はＣＴ展示ブースで目をつけたＣＴメーカーの担当にいろいろと質問をして情報取集した。シロナ製かｋａｖｏ製のどちらにしようか迷っている。ランチョンセミナーは数週間前にバンクーバでいっしょの草間先生のカムログインプラントとＣＥＲＥＣの話を聞く。最後は専門医制度のルールについて講義があったのでそれを聞いて名古屋駅に向かった。

最近あってなかった多くのインプラント治療をされている先生と再会できたことはよかった。

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2011.09.15 [ 星野個人の話 ]

日本口腔インプラント学会出席

明日より３日間名古屋の国際会議場で日本口腔インプラント学会がおこなわれる。そのため私、星野は金曜日と土曜日の診療をお休みします。

クリニックは副院長の篠山先生がいますので通常通り診療をしています。

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2011.09.15 [ 星野個人の話 ]

自由通りデンタルラボとの関係強化

昨日は自由通りデンタルラボラトリーの社長　木村さんと夜の飲み会。今後の歯科の情報交換について語り合う。ストローマンのガイドシステムｇｏｎｙＸを自由通りデンタルラボラトリーにおいて術前診査からインプラントを正確に骨の中に植立させ、最終の補綴を予想しながら計画を立てることやカスタムアバットメントでセメントの取り残しをなくす手法に力をいれていくことでお互い納得。

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2011.09.14 [ インプラント症例 ]

インプラント相談多数

本日もインプラント治療を検討されている患者さんと３名ほどカウンセリングをこなし、１件のインプラントオペをおこなった。

１名の方はほぼすべての上顎の歯を失いどのような治療がよいのかご夫婦で相談にいらしていた。その他、根管治療とインプラント治療を天秤にかけてどちらが有利かをお話させてもらった。最後の方は私が数年前から１０本以上のインプラントをいれている患者様で不幸にも前歯の差し歯が２本とも折れてしまった。結局２本をインプラントで直すことになった。

本日行われたインプラントオペは上顎大臼歯の抜歯即時埋入１本。上顎６番にしては骨が１４ミリ残っていてサイズの太いインプラントでうまく抜歯窩をカバーすることができた。治癒期間は２か月。

本日のオペデータ
左上６番　抜歯即時埋入法
　　　　　　直径４．８㎜×１０㎜　ＴＥ　ストローマンインプラント植立

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